【必見!バズるの間違いなし】引き戸のスマートロック化 <第四章〜最終章〜>

スマートロック

指紋認証パッドは必須

先日発表されたSESAMI Touchは魅力的ですが、買い換えるのは勿体無いので、SwitchBotの指紋認証パッドを引き続き使ってますがやっぱり便利です。SwitchBotロックを持っている人には絶対おすすめです。今となってはかなりお高いのですが。。。(SwitchBot 指紋認証パッド:¥9,980 > SESAMI5:¥3,980SESAMI Touch(※キー入力なし):¥2,980=¥6,960!!!とSwitchBot単体より安い。。。

本当に手ぶらで生活ができるのがこんなに楽なものなのかと毎日操作する度に感じます。これがなくなる生活はもう考えられません。顔認証だともっと便利なんでしょうけど、当然価格が一気に上がってしまうのと、屋外設置なので耐久性の問題もあります。

冬の一時期に指が乾燥して2回程認識しにくかったのと、1度大雨で指もパッドも濡れていたので認証しにくかったことがありましたが、やり直しで認証でき、それ以外は問題なくスムーズに使えて満足しています。

強いて言えばワンテンポ遅れる反応が気になる位ですが、SESAMIのデモを見てみると同じくらいの時間で反応しているので、これが限界なんでしょうね。

少し話がそれますが、最近YKKさんが顔認証+引き戸自動ドアができるCMをやってますが、あれが理想系のドアですね。ただ、約100万円と一般家庭ではとても導入できる金額ではなかったです。

ちなみにYoutubeで音声認識と引き戸自動ドアを組み合わせて自動ドアをDIYしている方がいらっしゃいました。真似してみたいですがスライド機構を屋外に設置しないといけないので、防水・防塵・電源・安全面で問題ありそうで我が家ではちょっと無理そうです。

指紋認証パット用保護ケース

SESAMI Touchみたいに指紋認証だけなら良いのですが、SwitchBot指紋認証パッドのキー部分が目立つのが嫌だったのと、いくらIP65対応とは言え雨ざらし&真夏は直射日光でかなり熱くなるので、何か良いカバーがないか100均で探してたのですが、なかなか良いものが見つからず。

久しぶりにフリマを散策してたら、たまたまこんなものを見つけましたまさに欲しかった機能そのもの。
 
3Dプリンタで自作されており、ケースとカバーの組み合わせになっていて、一度パッド本体をベースから外して、ケースに入れてベースにセットし、カバーをスライドして取り付け。(すでにベースは固定済みでしたが、外さずに取り付けできました。素晴らしい〜。)

LED、スピーカ、取り外し穴、指紋認証部分は開口されていて、ロックボタン部分だけ押せるように板バネのような形状(毎日数回押すので折れるといけないのでこちらのデザインをチョイスしましたが、想定通り少し固かったです。もう一つのデザインはもう少し切り欠きが長くなっているのでもう少し柔らかい感触だと思います。最悪折れてもボタンは押せるので問題はないです。)になっています。

これでキー部分の目隠しができて目立たないようになって、しかも雨や直射日光も防げるようになりました。ケースとカバーの二重構造なのでふたまわり程大きくなったイメージです。

フリマでは2名の方が出品されており、現時点で800〜1,800円程度で購入可能です。正直純正品として販売して欲しいくらいのアイデアだと思います。
こちらは別の出品者ですが、テクスチャー仕様で¥800前後とかなりお手頃です。

これが完成形(求む純正化!)

にゃんこ星さん作とら吉さん出品メルカリ
上記カバーの他にもSwitchBot専用の引き戸用アダプターが6,000円程で販売されているのですが、非常に考え尽くされた構造で素晴らしいの一言です。もうこれ純正品でいいんじゃないですか? 

Jerming社長。(※このアダプターはSESAMI用はなくて、SwitchBot用ですが、理屈は同じなので形状さえ変更すればすぐ対応できそうです。)

私も一番最初に引き戸の自動化を検討した際に、ピニオン・ギアの組み合わせで検討はしたのですが、市販品では流用できそうなものがレゴ用の強度なさそうなものしかなく断念しました。仕組みは同じですが、こんなにシンプルな形でガタ付きも抑えられる完璧な構造は思いつきもしなかったです。特に感動したのは、回転する軸と歯車を外径でおさえている点です。感動しました。ちょっと旬は過ぎましたがブラーボ!です。

私の自作引き戸もSwitchBotロックの軸がブレてしまう(ロックがどんな鍵でも対応できるように、どの方向にも上下・左右にスライドできる構造が、逆に引き戸の環境だと悪さをする)と、途中で引っかかってしまう症状があったのでテープで巻いてスライドしないようにして使ってました。(※メーカは推奨していない使い方です。

最初にSESAMI+救世鍵から始まって、救世鍵が固かったので別の方のクランク?式を流用して、指紋認証導入のためSwitchBot乗り換えて現在に至るのですが、3代目の構造だとたまにロック解除・施錠できない現象が1ヶ月に1回程発生してました。手動でロックを回転させると何の問題もなく操作できるので原因が掴めませんでした。
初代) 2代目3代目

原因不明なので対策しようがないのですが、たまに可動部のネジの緩みをチェックしないといけない点があったりでメンテナンスフリーというわけにはいかず、手作りDIYの域を超えられていませんでした。ただ自分的には十分満足していて、家族にも好評ではあったのですが、上記のような完成された商品の存在を知ってしまうと気になってしょうがありません。

ただ価格が約¥6,000もして、SESAMI5+SESAMI Touchを購入できる程の価格だったので、2ヶ月程躊躇していました。勿論、画期的で理想的で開発メーカでさえ対応していない唯一無二のほぼ完成されたアイデア商品なので、それだけの付加価値があるのは間違いないのですが、今現在動作している環境があるので、絶対購入しないといけないという気持ちになりませんでした。

そんな中、転機が訪れました。フリマあるあるだと思いますが、ユーザ層が違うとか、幅広く販売したいとか、手数料が異なる等で、複数アプリで出品される事が多いです。メルカリ、楽天ラクマ、PayPayフリマ・・・とありますが、しばらく使っていなかったヤフオクアプリを起動したところ、最近使っていない人向けにクーポンが配布されていました。(ヤフオクは変な外国人からのGmailへの誘導メールが頻繁にきていたので、2年程前から使わなくなってました。)

そのクーポンがなんと70%オフで最大¥2,000引きという超〜お得なクーポンでした。これを使えば、射程距離内の価格になります。2ヶ月悩みましたが、これでようやくポチれます。(その後値下げされており、¥4,900まで安くなっています。今後も値下げされるか、値上げされるかは不明です。ただこれは買う価値アリ!オススメです。

ユーザー数としては現時点ではセサミの方が多いはずなので、そのうち対応されるのではないでしょうか。現時点でセサミを持っておられないようなので、セサミ本体と一緒に出品して貰う形で直接交渉すればやって頂けるかも知れません。

入れ替え

3Dプリンタなので受注生産品で、注文してから3日後に送付されました。届いた商品がこちら。

写真や動画ではどうやってギアを固定するのか読み取れなかったのですが、下面で支える部分がちゃんとありました。見れば見れる程よくできた商品で関心するばかりです。

実はこのアダプタを見つける前に、セサミ用を出品されている方のを見つけていました。
セサミ用の横向き設置(左)ですが、最新版ではSwitchBot用の縦向き版も出品されており、上記の形状とよく似ています。最初は同じ方だと思っていたのですが、配送元が新潟 兎さん(上記は兵庫 とら吉さん)なのでおそらく別人かと思います。
  

どちらが先かは置いといて、とら吉さん製の良い点は、ドアのツマミを挟む部分が固定式ではなく数箇所選べるようになっていて、しかも上下の幅も変えられるようになっている点です。

これは結構重要なポイントで、私もこの部分で悩んだ事がありました。我が家の引き戸は上下で2cm程しか移動しないのですが、上下スライド運動を回転運動にした場合、SmartBotロックの回転角度が10〜15度程度と可動範囲が狭くなってしまい、解除と施錠の差をロック側で識別できない状態でした。

色々試行錯誤して見つけたのが、上下スライドに遊びを設けて空振りさせて移動距離を稼ぐことで回転角度を増やす方式です。なのでツマミピッタリの幅ではなく、少し幅を持たせてセットできる構造が必要です。先述の動画を見て頂くと分かり易いかと思います。

あと、性能とは関係ないですが、上下に可動する部品の幅は上から下まで一律で同じ幅ではなく、ツマミを挟む部分を細くして材料費を少しでも減らしていると思われます。

オマケですが、四角い部品の取り付け位置を間違えないように刻印みたいに「上向き」の表示がされていて、ちょっとした心遣いが親切設計でした。

取り付けできるか少し不安でしたが、パッと見たところ付けられそうだったので、思い切って自作引き戸自動化セットは外しました。色々と試行錯誤したので、外すは今回で6回目、もう慣れたもんです。釣り糸をテープの隙間に入れて少しずつ糸を上下に引っ張りながら超強力粘着テープを剥がしていきます。手が痛くなるので、ドライバーの柄の部分に巻きつけて作業したら軍手なくてもいけました。

購入した部品に取り付け手順書は付属してないのですが、見たままなので取り付けていきます。(毎回ですが作業中は意識がそちらに向かってしまい、途中経過の写真を撮るのを忘れてしまいました。。。)
ちなみに我が家の引き戸は網戸対応なので、鍵部分のツマミ部の飛び出しがないので引っかかりにくい点がどうなるか心配でしたが全く問題ありませんでした。今まで使っていたコの字型のフレーム補強材も流用しようかと思ったのですが不要でした。また購入した部品のツマミの幅も削る必要があるかと思っていたのですが、こちらもピッタリのサイズでした。素晴らしい〜!

取り付け手順

  • 1.SmartBotロックの回転部脇の両側に超強力両面テープを半分にカットしたものを貼り付け。
    最初は100均の強力両面テープを使っていたのですが、夏場にドアが熱くなると剥がれることがあったので、最近はずっとScotch 超強力RREMIER GOLDを使っています。超強力で剥がすのにも苦労します。−20〜80度対応ということなので安心です。
     
  • 2.購入した部品のギアの内側形状に合うSmartBotロックのツマミに交換する。(SmartBotロックに標準で2個あるのですがスリットが細い方)
  • 3.SmartBotロックのツマミにギア(向き注意)をはめて、そのまま購入した四角いボックス(上の刻印がある方をロックの上になるような向きにして)の中に入れて、1項で貼り付けた両面テープで固定。念の為、テープの貼り付け面はウエットティッシュで油分を拭き取りしました。面はツルツルではなくザラザラしていたので粘着力が弱いかも知れないと少し気になりましたが、特に問題なさそうです。
  • 4.上下スライドする部品を上から挿入する。(方向性がありますがその向きにしか入らないはず。)
  • 5.上下スライドする部品の一番下と2段上の穴にツマミを引っかける部品を軽く圧入する。但し、まだこの時点では穴の位置が確定ではないので奥まで入れないようにしました。
  • 6.上下スライドする際にツマミの部分が滑って乗り越えてしまう可能性があるので、引き戸のツマミ部分に両面テープを貼り付け剥離紙も剥がしておきます。後で気がついたのですが、引き戸のツマミとスライド部のツマミの隙間が広く、接触してなかったので両面テープを二重にしておけば良かったです。
  • 7.SwitchBotロックの裏面に両面テープを貼り付けて(私は前に使っていた板金に固定していたのでそのまま利用しました。この板金の厚みの分が丁度ドアの鍵の部分の飛び出しの高さと一致していい感じの高さになりました。)引き戸の鍵の下側に固定(後で思ったのですが、電池交換がやりにくいので上側から固定の方が良かったかも知れません。)。
    この際に引き戸の鍵のツマミ部分と上下スライドするツマミの位置が合っていることを確認しながら取り付けます。
       
  • 8.SwitchBotロックの回転部分を手動で回して引き戸の施錠・解錠ができるかを確認したところバッチリ!!!イケました! この時確認必要なのは回転角度ができるだけ大きい(感覚的には45度以上)こと。ここが上手くいかないと最初の校正が失敗してロックによる開閉ができません。

なのですが、作業に気を取られていたので各ポイントでの写真撮影と角度の確認をすっかり忘れていました。また先述のツマミの位置の遊び(回転角度を広げて校正できるようにする目的)を考慮することを忘れてました。もしかすると下から1段目と4段目が良かったかも。。。

一応手動で鍵の開閉はできたので、アプリで再校正(施錠・解錠位置の設定し直し)をしたのですが、解錠位置を認識してくれませんでした。ツマミの位置の遊びがないせいで上下スライド距離が短いせいで回転角度が足らなかったのかも。ここは引き戸なので毎回ハマる部分です。前回までは一度可動部のネジを外して大きく角度振って解錠認識だけさせることで上手くいってました。

今回の場合、取り付け金具のネジを外してロック本体だけで校正する方法があると思います。もしくはツマミは仮で差し込みしているので一度抜いて位置変更はできるので距離の調整は可能だと思います。但し、ドアとロックの固定位置が悪いとレバーが下がり切らないとか、上がり切らない場合があるかも知れません。そこの微調整が必要かも知れないので不安な場合は、ドアとロックの固定用テープを半分にして比較的簡単に外せるようにしておくなどの工夫が必要です。

何度か校正していたら、アプリの校正画面の下に「もう一度ロックを取り付け」という項目があったのでタップして手順通りに再設定してみたら、問題なく解錠設定ができました。公式に何度以上という記載が見当たらなかったですが、設置後に回転角度を見てみると約45度だったので、45度以上であれば問題ないと思います。
  

完成形

ではご覧ください。こちらが完成形です。

ゴチャゴチャしていた周辺がスッキリして、動きもスムーズで、音も静か。色も黒でドアとSwitchBotロックと同化してて、どうみてもメーカ純正品ですね。

取り付けてまだ1週間経っていないですが、引っかかる症状は出ていません。ツマミの部分も問題なく完璧です。文句のつけどころがありません。後は耐久性だけですね。

この1年、色々と試行錯誤してきた引き戸のスマートロック化ですが、今回で最終章になりました。
この部品であれば、多少の加工は必要かも知れませんが、恐らく全ての引き戸に対応できるのではないでしょうか。引き戸のスマートロック化ができないと諦めている人達に少しでもこの情報が伝わって、楽して便利な生活を送れるようになる事を願っています。

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