【超簡単】IHクッキングヒーターを自分で交換してみた

家電

昨年から調子が悪く、思い切って今年買い替えたエコキュート。安いのを探して補助金やキャッシュバックを利用して設置したのですが、最近IHクッキングヒーターとクーラーが次々と壊れました。

この「家電続けて壊れるあるある」何なんでしょうね。まぁいずれも20年近く使ってきたのでいつ壊れてもおかしくないんですが、よりによって一気に壊れなくてもいいのに。。。

IHヒーターの電源確認

IHクッキングヒーターは、2年程前に一度グリルだけ壊れたんですが、掃除したら治った頑張り屋さんでした。それが最近たまにトッププレートが発熱しない状態に。いよいよ寿命間近かも。

家電量販店のチラシを見てみると設置工事費込でまさかの約20万円コース。200Vの工事があるので自分では無理だなぁと思っていました。

駄目元で流し台下からのぞいてみると、見た事もない形状の大きなコンセント。これなら自分でも交換できるじゃないですか!

ネットを見てみると普通に自分で交換してる人が沢山。な〜んだ普通に交換できんじゃん。これなら工事費は掛からないのでネットで安い本体だけ買えば出費が大きく抑えられます。危なく数十万円の無駄な出費をするところでした。

IHクッキングヒーターをネットで購入

毎日使う物で突然使えなくなると困るので安い時に買っておこうと翌月開催される楽天スーパーセールまで待つことにしました。約1週間後に楽天セールになったのですが、安売りの商品は早々に完売。数量限定のは買えないですね。。。

今まで使ってたのはクリナップのビルトインタイプで3G-EBASと言う品番(三菱製のOEM品)で一般的な幅60cmのタイプ。念の為ネットで仕様書を探してサイズを確認しましたが、一般的なビルトインタイプは業界標準サイズで75cmの広々したタイプもありますが、天板(トップパネル)のサイズが異なるだけでビルトインされる部分の大きさは同じらしく、どのメーカーのどのサイズでもほぼ取付できるようです。天板が広いのは憧れますが、隣に洗い物を置くスペースがあったりするので、前回と同じ60cm幅で探します。
(クリナップ:3G-EBAS)

価格ドットコム(今更ですが少しご紹介を。ネット販売されている家電商品等のランキングが無料で検索できるサービスで、価格ランキングや売れ筋ランキングや商品の口コミなども投稿されているので、家電を買う前にはほぼ必須で確認すべきサービスです。)で探してみるとパナソニックのKZ-G32AKと言うのが2017年製で6年落ちと少々古いタイプですが比較的安そうです。安い時は3万円台の時もあるようで、今回は大至急という訳でもないので安くなるまで待ってもいいんですが、最近インフレでどんどん物価が高くなってるので買う事にしました。

価格ドットコムでは価格の最安値を調査し、一番安い店舗のリンク先に飛んで確認はしますが、クーポン・ポイント・保証の有無が分からないので、AmazonとYahoo!と楽天で同機種を改めて検索してみると、定価43,415円で200円割引クーポンがあり、楽天ポイントが3,783ポイントで40,000円を少し切る位で、追加料金なしで3年保証が付いていたので家電と住宅設備の【ジュプロ】さんで購入しました。(購入後に見てみると、PCボンバーさん等で4万円切ってますね。こればっかりはタイミングですね。)

ちなみにこちらの「ジュプロ」さん、設置依頼も可能で、他社で購入したものでも¥17,000(※設置状況により追加費用も発生するかも知れないので、細かく打ち合わせをして下さい。)で設置してくれるサービスもされているようなので、DIY設置の自信がない場合は問い合わせしてみてください。

尚、設置以外にも下記費用が掛かる可能性があるようです。なるほど撤去品の引き取りにも費用がかかるんですね。自分で近くの清掃工場に持ち込めば無料もしくは数百円で引き取って貰えるはず。以前洗面台を交換した際にも持ち込みしたら数百円で引き取って貰えました。お住まいの地域の清掃工場もしくは市役所にお問い合わせしてみて下さい。

IHクッキングヒーター取り外し

商品は1週間で届き、箱のサイズはギリギリ手が回せるほどで持てる範疇の重さでした。初期不要があるといけないので、一度設置して動作確認してみることにしました。

とは言っても、一般のコンセントに差して使えるものでもなく、一度現在のビルトインを外す必要があります。(コンセントだけ抜ける場合は、差し替えだけでもいいかも知れませんが、何と言っても200Vなので慎重にやらないと危険です。)

ビルトインの200V設置されている商品の交換が前提条件です。

  • 感電しないようにブレーカーを落とす
    これは絶対にやってください。特に200Vなので感電したら危険です。
  • コンセントを抜けるなら先に抜いておく。
    ケーブルが短いせいなのか、設置基準がそうなっているのかわかりませんが、我が家のコンセントは本体を外さないと抜けない位置にコンセントがありました。
  • フロント面にあるグリルやカバーなどを外す。
    本体を持ち上げる際に引っ掛かって落ちてしまうので先に外せる物は外しておきます。カバー等はネジ閉めされている場合があります。
  • 作業し易いように、流し台の上に置いてある物を避けておく。
    可能であれば床面にも余計な物がないように作業し易い環境にしておく。上記で外したグリル等も床に置いたりするとつまづいたりするので床は綺麗にしておきましょう。
  • 固定用のネジをプラスドライバーで外す。
    手前と後方上の2箇所が一般的みたいです。手前はグリルの上辺りの隙間にあるみたいですが、目隠しの金具を外してみましたが我が家のにはネジはなかったです。後方上のは天板後方に乗っている網を外すと穴の中央付近にネジがあるのでプラスドライバーで緩めます。

    (天板後方 網の下にある中央穴の中にあるネジ)
    最初設置マニュアルを見ずにやっていたので失敗したのですが、天板の他のネジも外してしまっていたため、天板を持ち上げた際に本体は残ったまま上の操作面だけメキメキという音と共にはがれてしまいました。幸い壊れなかったのですが、余計なネジは外さないように注意して下さい。
  • 怪我防止や手が汚れるので軍手をして本体を持ち上げる。油で滑る可能性が高いのでゴム付きがオススメです。※ココが交換で一番コツが必要で、一番注意するところです。
    天板後方の穴に手を入れて後方だけを持ち上げる形、フロントを後方にスライドする形で抜き取ります。この持ち上げる作業が一番のポイントだと思います。前傾姿勢で約22kgを持ち上げるので腰に負担が掛かるのと、長年の調理で流し台の隙間に油汚れが入り込んで、くっついてしまっているので余計に重く感じます。

    一度持ち上げてみて全然持ち上がらない場合は、一度天板の隙間全周にマイナスドライバーを入れてくっついた部分に隙間を作ります。勢い余ってドライバーで怪我をしないように注意して下さい。
    思っているより重かったり、引き出す際に流し台に引っ掛かってしまうかも知れないので、一人での作業が少しでも自信ない場合は、二人で作業して下さい。その際にもお互い声を掛け合って、急に手を離したりして指や手を挟まないようにして下さい。
  • コンセントを抜く。
    最初にブレーカをOFFにしてあるので、コンセントを抜くだけです。
  • 掃除。
    取り外した後は、何十年と溜まった油汚れで固まっています。割り箸やプラスチック製のヘラなどで擦り取らないと取れないほど固まっています。食器用洗剤やアルコール等を使って綺麗に除去します。
    →フチが真っ黒→

    忘れがちなのはグリルの真上の汚れ。ここには垂れた油汚れが大量に付着しています。新しいのを取り付けてしまうと掃除しにくいので外したタイミイングで忘れずに掃除しておきましょう。
    →グリル上の汚れも→

IHクッキングヒーターの設置

続いては、新しいIHクッキングヒーターの取り付けです。

  • 取り出し。
    段ボールから本体を取り出し、テープで固定されているフロントのグリルを取り外しておきます。
    床に置いて持ち上げるかと思いますが、腰を上げたまま持ち上げるのではなく、腰を落として持ち上げるようにしないと腰を痛める可能性があるので注意して下さい。この際もできるなら二人で作業をした方がいいかと思います。
  • 流し台の上に持ち上げて、先にコンセントを差す。
    この時、まだブレーカーはOFFのままです。
  • 取り外した手順と逆でフロント部分から斜めにしてスライドさせながら押し込みます。外す時よりは簡単だと思いますが、取り外し時と同様に指を挟まないように十分注意して設置して下さい。途中で手を離すと怪我の可能性もありますし、天板がガラス製なので落ちた衝撃で割れてしまう可能性があります。この場合、保証は効かないので少しでも不安がある方は2名で作業するか専門業者に依頼しましょう。
     
    設置するまでは不安でしたが、ちゃんと収まりました。いいですねぇ〜ピッカピカです。
  • 本来であれば、正面と天面後方にあるネジを締めて固定、カバーや網などの設置が必要ですが、今回の場合は初期動作確認だけなので実施はしません。
  • グリルをセットします。
  • 設置が問題なければブレーカーをONにします。
  • IHクッキングヒーターの電源をONして、鍋に水を入れて、左右と中央のラジエントでお湯が沸くことを確認。グリルもしばらくONにしておいて中が暖かくなることを確認したら、初期動作確認OKです。

せっかく設置し直したのでこのまま使いたいところですが、まだ前のがもう少し頑張ってくれそうなので元に戻します。取り外し、掃除、仮設置、動作確認、元に戻す作業で1〜2時間位ですかね。一度経験してコツを掴んだら交換は簡単です。この交換だけで数万取られるのかと思うと自分でやらないと損ですね。

今までのガスコンロ台の置き換えで簡単に置き換えできるIH

自分では交換できないし、200Vの高額な工事費用も出せないけど、IHにしたいという方はこちらがオススメです。

実家はガスコンロで、煮物をつけっぱなしで家事になりかけたことがあり危なかったので数年前にIHに交換しました。200V工事は無理なので、既存の100Vコンセントで使えるアイリスオーヤマの2個口の商品を購入しました。
価格ドットコム

これだとビルトインのような専用工事は不要で、近くに100Vのコンセントがあれば、ガスコンロが置いてあったスペースにそのまま置けるので設置が簡単。しかも厚みが数センチなので今までの高さより低くなるのですが、専用の台が別売されていてそれを設置するとほぼガスコンロと同じ位の高さになる上に、台の下にはスペースができるのでフライパンを置いたりする事ができるんです。最近のは専用台を購入しなくても、設置スタンドが標準で付属しているようですね。これはお得ですね。

火が出ないので安全で、タイマー設定もできるのですが、長時間放置で水分がなくなったまま加熱を続ける火災の発生に繋がる可能性はあるので注意が必要です。

ガスやビルトインタイプと比較すると火力が弱いので調理時間が長くなるのと、今まで使っていた調理機材(アルミ製の鍋や土鍋やフライパン)が使えなくなる可能性があります。最近はIHに対応した安い鍋やフライパンが売ってますし、数年でコーティングはがれて買い替えするので、そのタイミングでIH対応商品を買えば済むかと思います。

価格はビルトインより断然安い14,000円程です。ガスコンロって意外と高いんですよね。2万円位するのでそれより安く購入できる上に、ガス用途がガスコンロだけであればガスの契約を解約でき月々払っていたガスの基本料金の数千円を払う必要がなくなります。

ガスの元栓を締めて、ガスコンロに火をつけて残っているガスを使い切ってしまえば、クリップを外してゴム管を外して、ガスコンロと交換するだけなので専用工事は不要です。なので一度試しに使ってみて問題ないと分かったら、ガス屋さんに連絡して外に置いてあるガスボンベを回収して貰うだけ。

やっぱりこれじゃ火力足りない、ガスがいいとなれば元に戻すだけ。動作確認のみしたIHはフリマで売ってしまえば少しの出費で済みます。

夏場のキッチンは暑いですが、直接火を使わないので暑さは軽減されます。IH化でスマートライフを過ごしましょう!

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