【価格破壊】手動シャッター電動化をDIYできるKitを発見 車に乗ったままスマホでシャッター操作

シャッター自動化

車庫のシャッターが上げるのにも重くて、下げるのにも固くて、開閉がうるさくて、勢いつけないと開閉できなかったので、早朝や深夜に「ガラガラガラガラ〜〜ガッチャ〜ン!!!」という音が気になってました。雨の日の開け閉めで濡れるのも嫌で嫌で。

シャッターが重いのを何とかできないかググっていたら、スッゴイお宝商品を発見。なんとDIYで手動シャッターを電動化(自動化)できるという画期的な商品。発売元はシステムデザインさん。

普通自動化だけでも10〜20万円位するのでお金持ちの家がつけるものだと思ってましたが、こちらの商品はDIY向けということで機器のみの販売の為、自動化にも関わらず5.5万円(税込)という価格で提供されています。操作は家の壁スイッチが同梱されていて、専用のリモコン(※オプション別料金)もあるのですが、なんとスマホ用無料アプリ(iPhone/Android)があって、アプリからBluetoothで操作できるというガジェット好きには何ともたまらない機能がついてます。いやぁ〜ますます興味が湧いてきました。

写真付きの説明書も紹介されていて、Youtubeでも取り付け事例が数件アップされてます。日曜大工ができる程度の腕と工具とやる気さえあればできそうな感じです。作業時間は1〜3時間ということです。
DIYで安くて便利になると聞いたら、らくべん魂が揺さぶられます。

尚、まだ対象地域は少ないですが設置と本体代込みで11万円〜で対応始められたようです。サポーターが全国にいるようですが、会社名ではなく個人名なのでDIYで取り付けされた方がサポートされてる感じでしょうか。

取り付け方法

取り付け方法は下記の通り4ステップで完了です。どうです?これなら出来そうな気がしませんか?
駄目だったら諦められる・・・価格ではないですが、チャレンジしてみる価値は十分ある商品です。
システムデザイン

必要な工具まで紹介されていて非常に親切ですね。DIYされている方であれば持ってる道具ばかりではないでしょうか? もし全部購入するとしても¥5,000程度で揃えられます。ハンマーは何に使うんでしょうね。ボルト入れる時かな?

あった方が良い道具・部材

必要な工具の中で紹介されていないのですが、私が必要だと思う物を紹介しますので参考にして下さい。

  • 高所での作業になるので脚立が必要になります。小さい安い物でもできなくはないと思いますが、シャフトの穴開けは結構力の必要な作業であることと、部品取り付けで左右に移動できると楽なので、天面に登って足を踏ん張って作業ができる足場付脚立がオススメです。価格は少し高いですが洗車時に天井面を洗えたり、家の掃除で高いところに手も届くのでこれを機に購入検討してみて下さい。
    (Amazon:脚立
  • 我が家の車庫のシャフト(シャッターをぶら下げる横の軸)は、横なぶりの雨のせいかサビが酷い状態で、そのまま使えるかわからなかったので、事前に磨きました。使ったのは電動ドライバーとワイヤーブラシ。電動ドライバーにセットすれば簡単にサビを落とす事ができます。

    使うのは大きな物1種類だけでいいので¥1,000以下の物で十分です。右上の短いタイプだけ使いました。サビが飛び散るので保護マスクと保護メガネは100均の物で十分です。この作業の際に活躍したのは上記でご紹介した広い足場付脚立でした。これがなかったらかなりしんどかったと思います。
    (Amazon:ワイヤーブラシ
    サビは酷かったのですが、幸いサビは表面だけで穴が空いていたりすることもなく、折れるような心配もなさそうだったのは良かったです。もしサビ除去後に穴が空いているような場合は、危険なので業者さんにお願いして交換をして貰った方が良いと思います。
  • サビを除去したままだと金属丸出しでまたサビる可能性があるので、保護用にペンキを塗ることにしました。その名もサビキラー。ん?どこかで聞いたことあるような名前。◯ビキラー(笑)
    (Amazon:サビキラー
    約5,000円と少し高いのですがもうサビて欲しくないので思い切って購入。ただ半分も使わなかったので少ない容量があればそちらでいいかも知れません。水性で少し粘性がありますが垂れることもなく塗り易かったです。

    暑い季節だったこともあったせいか思ったより早く乾燥できて、2回重ね塗りをしてかなり厚めに塗布しました。大昔にプラモデルに使っていたプラカラーのガンメタのような感じで懐かしかったです。ハケは100均にあるもので大丈夫です。水性なので粘度が高くなったら水で薄めて使えます。

    「サビ落とし不要で、サビに直接塗るだけでサビの進行・再発を強力に防ぎます。」と説明にありましたが、触るとサビの粉がポロポロ落ちてくる位ひどい状況だったので、そのまま上から塗るのは気が引けたので全面サビを綺麗に除去してから塗布しました。

    サビ取りした後の写真を撮り忘れたのですが、まっ茶っ茶にサビてた時の写真とサビキラーを塗布した後の写真を見ていただければ一目瞭然かと思います。サビていることは前から気がついていたのですが、こんなになるまで放置しては駄目ですね。最悪の場合、シャッターの重みで折れて大怪我するかも知れませんし。

    シャッターだけではなく物を長く使うには定期的にメンテナンスをしないといけないですね。尚、塗布してから4年程経ちますが、今のところ前のようなサビは一切発生していません。サビキラー恐るべし。
     
  • 電動ドライバーですが、下記のような六角のスリープ式の場合、Kitに同梱されている丸いドリル刃を取り付けできないので、チャックが必要です。
    (Amazon:六角のスリーブ式
    (Amazon:チャック
    下記のような形状の場合は、丸いドリル刃を取り付けできるのでチャックは不要です。
    (Amazon:キーレスチャック
  • スイッチ関係の部品も全て同梱されているのですが、隙間がたくさんあるスイッチボックス(中に入れる用?)でホコリが入るのを避けたかったので、ビルなどでスイッチボックスだけ別途自分で入手しました。別途購入したスイッチボックスに取り付いているスイッチカバーは外して、SmartGaregeに同梱されているスイッチカバーを使います。
    (Amazon:スイッチボックス

    車庫の壁は薄いのでネジ止めすると外にネジが飛び出して危険です。スイッチボックス背面に超強力な3M製両面テープを貼り付けて車庫の壁に固定すれば外れることはありません。
    (Amazon:3M両面テープ
  • スイッチ類は車庫の中の雨のかからない場所に取り付けするので濡れる心配はないのですが、湿度が高い場合にスイッチボックス内の電子部品や基板パターンがサビてしまうのが少し気になったので、ハヤコートというコーティング材を基板に塗布しました。スプレー式なのでハケは不要です。一点注意することはコネクタや端子部分に塗布してしまうと接触不要になるので、塗布したくない部分にはビニール袋を被せてスプレーするようにして下さい。
    (Amazon:ハヤコート

    設置後に開けていないので効果があったのかどうか、塗布なしとの比較もないので効果は不明ですが、塗布しないよりはマシだと思っています。この作業は必須ではないです。

追加購入はこの程度で、全部購入しても一万円程度かと思います。
ワイヤーブラシとサビキラーは錆びている場合のみ検討して下さい。白のスイッチボックスも必須ではないので気にされない場合は同梱品で問題ありません。

尚、掃除・メンテナンスする際にシャッターの両端にある大きなバネには絶対近寄らないで下さい。もし何かの拍子にバネが外れた場合など、腕や指が吹っ飛ぶ等の大怪我につながります。最悪の場合、命に関わる可能性もあります。

実は我が家のシャッターが調子悪いのには理由がありまして、数年前の大型台風でシャッターの一部が飛ばされてしまい、直せる部分は自分で叩いてまっすぐにしてどうしても直せない物だけ発注して自分で組み直そうと考えました。

何の下調べもせずスラット(シャッター扉の細い一枚ずつある板)を外していたのですが、途中で上部のバネが異様にねじれているのが気になり、少し嫌な予感がして長い棒でバネを数回突っついてみたところ、「ブルブルブル〜〜!!!!!!」と一瞬でバネが回転し捻れが取れました。もしあの時手で触れていたら、近くに顔があったらと思うとゾッとしました。

バネの部分を修理するには専用の工具が必要で、素人が触ると非常に危険だということは後で調べて知りました。DIYが得意だからと言って過信して作業するのだけは絶対にやらないようにして下さい。

シャッター掃除

続いてシャッター扉部分のスラットの掃除です。10年以上シャッターの掃除なんてしたことなかったのですが、よく考えたら可動するものなので摩擦する部分に異物があると滑りが悪くなってしまうのは当然ですね。

表面は雨風のお陰でそこそこ砂や汚れが流されているかも知れませんが、裏面は汚れが溜まったまま。しかもシャフトのサビを取りまくったので、スラットにサビの削りカスが大量に降りかかっていました。順番を逆にしなくて良かったですが、このサビの拭き取りで余計に汚れが広がってしまい大変だったので、もしシャフトのサビ取りする場合は、シャッター裏面に新聞紙か大きなビニールシートのような汚れても良い物を貼り付けしておいて、スラットにサビが付着しないように配慮することをオススメします。床にもサビが落ちるので新聞紙を敷いておいた方がホウキで掃く手間が省けると思います。

水で湿らせたタオルを普通に絞って、スラット裏面を水拭きします。2列位拭いたらもう真っ黒というかサビの粉でまっ茶っ茶。汚れたタオルをバケツで洗うとバケツの水も一瞬で真っ黒になりました。サビの粉の水拭きは大失敗でした。

今思えば車用のハンディ掃除機で埃とサビの粉を吸い取ればもっと楽だったなぁと。色々と失敗ばかりです。もし今からされる方は参考にして下さい。

一通り水拭きしてサビの粉と砂埃は取れたのですが、油汚れのような感じで汚れが落ちきらず、アルコールスプレーを使って力を入れて再度全面拭き直しが必要でした。表面は裏面程ではありませんが汚れていました。あの大きな面積の裏面2回と表面1回の拭き掃除は意外と力仕事で、お陰で次の日は筋肉痛で全身パンパンでした。

スラットの掃除が終わったら、ガイドレール(シャッター扉を通す両サイドにある縦のレール)の掃除です。ここに異物があるとシャッターがスムーズに上下しません。スラットのような面積はないので掃除は楽でした。

潤滑スプレー

シャッターの掃除をすることで思っていた以上に軽くなりました。掃除がこんなに効果あるとは。
でもまだまだまだ固いのでレールガイドとスラットの両端に潤滑用のスプレーをします。

機械系は素人なので困った時はKURE 5−56かけとけばいいのかと思ったのですが、モーターとかはグリスというイメージがあるのでグリスにしようかとも思ったのですが、外にさられれる場所なのでグリスだとゴミが付着して良くないという口コミも見かけたので、今回はシリコン系スプレーを使ってみました。

(Amazon:KUREシリコンスプレー

このシリコンスプレーで更に軽くなりました。こんなに改善するならもっと早くやれば良かったです。

このグリース(モリブデンが良いみたいですが。)も気になるので、シリコンスプレーがなくなったら試してみようかと思ってます。

(Amazon:KUREグリースメイト

取り付け

ここまでやってもまだ新品よりは固いので不安は残る(※推奨は片手で上げ下げできることみたいです。)ですが、思い切ってSmartGaregeを購入することを決意しました。

99.5%の手動シャッターに取り付けできるということなのですが、購入前にシャッターの写真をシステムデザインさんHPから送付する必要があります。我が家のシャッターのプーリー(シャフトの中央にある円形の部分)にバネがついていてネジが飛び出しているため、オプションのスペーサが必要という返信がありました。

自分で判断できればいいですが、後で追加注文となると支払いが銀行振込か代引きなので手数料が掛かってしまう場合があるので、写真を送付して確認して貰った方がいいです。
(送付写真:SmartGarege

KIT一式

数日でKITが届いたのですが、こういう組み立てをするのはちょっとワクワクしますね。
シャッターは閉めた状態で取り付け作業をすることになるので、夏の昼間は避けた方がいいです。
付属品を見てもらうとわかりますが、穴空け用のドリル刃と摩擦防止用の切削油も醤油差しに入ってるんです。素晴らしい心遣いです。

足場付脚立に登って、メジャーで測った場所に穴を開けるのですが、このシャフトが思いのほか固いのなんのって。板金にたまに穴を空ける事がありますがアルミの1mm厚み程度のものなので簡単に空けられますが、今回は掘っても掘っても全然進みません。切削油も付けつつ結構やってたら電動ドライバーのバッテリーが切れてしまいました。ちょっとトルク不足かも知れないのとバッテリー充電待てないのでAC100Vのドライバーに交代です。

長時間ドライバーを使い続けると熱くなるので休み休みやったのですが、2箇所の穴の内、1個は貫通させないといけないので実質穴は全部で3個で10分以上はかかったと思います。普通穴を空ける際は下向きに体重かけて出来ますが、今回の穴は下から上向きに空けるので、腕を上げたままになって、体重もかけられないので、左手で押し付ける力もいつも以上に必要で、時間もかかって腕が疲れる疲れる。

腕と肩がつりそうになりましたが、これでも高い足場に乗っての作業なので、低い三脚だともっとキツイと思います。 削りカスが下向きに落ちてくるので安全メガネをしておいた方がいいかも知れません。説明書だと上から穴を空けているので、上からできる環境の人は上からやった方が絶対楽です。

貫通させる穴はモーター取り付けの基準穴となるので落ち着いて正確に空けましょう。大事なポイントなのでもう一度言います。通させる穴はモーター取り付けの基準穴となるので落ち着いて正確に空けましょう。
貫通不要の穴は配線を通すだけなので、適当で問題ないですがバリ取り位はした方が良いです。

後は、添付されている手順書通りに組み立てすればOKですが、穴空けの次に意外と苦労したのが、ケーブルを通す作業です。これまた親切にワイヤーも同梱されていますが、シャフト端から取り出す部分が狭くて中々引き出しできませんでした。苦労してようやく通せたのですが、よく見たらケーブルがシャフトに1周巻き付いていたので、もう一度やり直しました。一番簡単だと思われた作業にこんなに苦労するなんて・・・

一番驚いたのが内歯ギアなのですが、固定されたシャフトに円形のギアを通す事は普通はできないのですが、2分割された物をスライドさせて繋ぎ目が分からなくなるほどの精度で一体化する事で実現するという素晴らしいアイデアに感動しました。何度も何度も繋ぎ目をスリスリしてしまいました。
(内歯ギア)

試運転

取り付け時間は公称とされている3時間以内にはできました。
車庫にはコンセントがないので、一旦家の壁から延長コードで引っ張ってきて動作確認です。まずは壁に取り付けたスイッチボックスのスイッチをポチっとなぁ〜! 

おぉ〜、すげぇ〜、自動で動いてる〜。本当に感動しました。シャフトのサビ取りから始めて、ペンキ塗布、掃除、スプレー、取り付けと事前の準備が大変で、自分一人で全部やり抜いた達成感もありましたし、手動でも開閉が大変で苦痛だったシャッターが自動に変わった事にも大興奮です。今までの苦労は一体何だったのか。

Bluetoothの操作も便利で、閉める際に車から降りる必要がなく、特に雨の日に車に乗ったままシャッターを開けられるので濡れる事がなくなりめっちゃ便利です。車庫から家に入ってシャッターを閉められるので雨に濡れるのも最小限で済みます。

去年はSmartGarageアプリのバージョン2もリリースされており、Apple Watchアプリ(※Apple Watch単体のみでは無理みたいで、iPhone経由で操作するのでiPhoneも一緒に携帯必須です。)もリリースされて更に便利になりました。
iPhoneアプリiPhoneアプリ) Apple Watchアプリ

これで動作する目処が立ったので、車庫にコンセントを引き込む工事をして貰いました。自分で塩ビ管を地面に埋設して、家の壁から延長ケーブルを通して車庫まで引き込む事も考えたのですが、漏電や浸水や感電等のトラブルがあるといけないので、ここはDIYはせず電気工事屋さんにお願いしました。

少しでもコストを下げたいので、配管を埋設できるように自分で地面を掘ってその分値下げして貰いました。車庫にコンセントができれば、電灯もつけられますし、雨の日に車庫の中でDIY作業もできますし、便利になりそうです。

購入前の注意点

購入前の注意点は以下の記載があります。

ご注文時の確認事項

  • DIYキットですので、取り付けは、自己責任にてお願いします。ネジ等の付属品は、同梱しておりますが、取り付け時の紛失・破損等により別途必要な場合は、ホームセンター等でお買い求めください。
  • 巻き上げ式手動シャッターであること。
  • シャッター全閉時にシャフト(巻き上げ軸)が見えること。
  • シャフト径が、43Φか34Φのいずれかであること。(48Φをお求めの方は、ご購入時にお問合せください。)
  • シャッターが、片手でゆっくりと(10cm/秒程度)全域で動くこと。
  • シャッターの高さが3.5m以下であること。(3.5m以上はお問合せください。)
  • AC100Vの電源が確保できること。
  • スマートフォン(Android、iOS)をお持ちであること。また、QRコードを読み取れること。
  • KITに同梱されているQRコードを紛失された場合は、再発行手数料¥2,000(税別)を頂いていますので、ご了承ください。
  • DIY(Do It Yourself)商品に付き、取り付けは自己責任で行うこと(取付時の事故の責任は負いません)。
  • 自己都合による返品には応じられません。
  • 未開封商品に限り返品、交換はお受けしますが、送料はお客様のご負担となります。
  • 理由の如何に関わらず、弊社の事前の承諾なく着払いにて商品を弊社宛に送られた場合には、受け取りを行うことはできません。
  • 弊社ではSDGsの理念に賛同し、来るべき未来を実現するために取り組んでおり、「環境・脱炭素」への対応として、必要最低限の梱包としております。
  • 当社では、メールでのみカスタマーサポートをお受けしております。

設置して約4年経ちますが、たまに途中で停止することがあります。それはシャッター側の問題でSmartGarageの問題ではありません。調子悪そうになる前に定期的に掃除とシリコンスプレーのダブルでメンテナンスすることでまた順調に動作するようになりました。

※メンテナンス中は必ず電源ケーブルを抜いて自動で開閉しないようにしてから作業をして下さい。もし家族が知らずに開閉した場合、挟まれたりする可能性もあり得ます。

※シャッターの問題と自動化は直接関係ないことが多いと思いますが、DIYで自動化してしまうとシャッターメーカー側の保証を受けられなくなる可能性があります。その点だけは理解した上で設置して下さい。

気になる点

言う事なしのSmartGaregeですが、気になる点がないわけではないです。

  • 設置時の注意点なのですが、モーターを固定する際、4本の小さいネジだけなのですが、このネジはネジ頭を潰さない程度に強く締めてください。ここは重要ポイントではないかと個人的に感じています。というのも、我が家のシャッターだけの問題だけかも知れないのですが、シャッターが閉まる際に少しずつこの固定部に力が加わっていって、このネジが少しずつ緩むようで、ある日車庫の床にそのネジが落ちていました。このネジを締め直すには一度内歯ギアを外す必要があるのでかなり面倒です。

    しかも、このネジが緩んだせいでモーターの固定が弱くなり、シャッターが閉まる度にモータのお尻(ギアと反対側)が少し持ち上がるようになりました。この症状に早く気がついたら良かったのですが、実はネジが床に落ちているのを見つける前に、シャッターを締めた直後に直径10mm、長さ20mm程度の重い円筒形の金属が目の前に落ちてきました。えっ?!最初何だろう?と思ってしばらく考えていたのですが、この金属の正体はモーターの軸だと分かりました。毎日シャッターが閉まる度にモーターのお尻が持ち上がってモーターの軸に負荷が加わってしまっていたようで、それが原因でこんな太い軸が折れてしまったようです。

    幸い軸が折れたにも関わらずシャッターは動作しています。たまたまピニオンギアとモーター軸が固定されている部分がまだ残っているのだと思います。なんとか動作しているようなのでこれ以上悪化しないように、モーターの中央からお尻部分までをシャッターのシャフトに針金でグルグル巻きにして持ち上がらないように固定しました。構造系は素人なので検討違いかも知れませんが、あれだけ重いシャッターを駆動するモーターをあの4本のネジで固定(※モーター先端部もブラケットにハマる形なのでネジだけに負荷が加わるわけではないと思いますが。)するというのはバランスが悪い気がするので、できればモーターのボディ部分も固定する仕組みがあった方がいい気がします。

    ただ開閉を紹介されているYoutubeを見ると我が家のように閉まる瞬間のシャッター音が大きくありません。シャッターは閉まっているのにまだ閉めようと押し下げています。我が家のシャッターは少し重く途中で止まってしまうのでリミッター値を高く設定しています。もしかするとその影響で閉まったタイミングで電流が増えてるのに更に閉めようと想定以上の力がモーターに加わってしまってこのような状態になっているのかも知れません。 我が家だけの問題の可能性が高いのですが、閉まる際のモーター部の動きを確認して私のように軸が折れないようにして下さい。

    当時はまだ部品単体で販売されてなかったのですが、今回久しぶりにシステムデザインさんのHPを見に行ったらバラで販売(※生産中止から10年)されていました。少しだけ割高ですが、一式買い直すより安く補修できると分かって安心しました。何から何までユーザに親切な会社です。感謝。
  • 上記のネジを締め直す際にピニオンギア下のブラケットを見たら、細かい鉄粉がスプーン半分程溜まっていました。ピニオンギアと内歯ギアが擦れているので、多少出るのはしょうがない気もしなくもないですが、何か組み立て方が悪かったのでしょうか。それか上記のように想定外の負荷が加わっているせいでしょうか。最低でも10年持ってくれるといいのですが。
  • 気のせいでしょうか。iPhoneアプリの最初の頃は、Bluetoothの飛距離が見通し20m位あったのですが、バージョン2になってからなのか、前のバージョンでもそうだったのかは覚えていないのですが、Bluetoothの感度が悪くなった気がします。私のiPhoneだけではなく家族の合わせて4台でも同様です。Androidだとシャッター前までいかないと届かない状況でした。ちょっと出力下げたんでしょうか。それとも本体側の感度劣化でしょうか。シャッター自体5面が金属で覆われているので電波を通しにくいというのはあるのですが。AppStoreの口コミでも一時期同様のコメントが見られた覚えがあるのですが、今見たら見当たらないので私の勘違いですかね。
    流石に20mまでは不要なのですが、窓の近くまでいかないと通信できないようなのでもう少し届くようになると楽なのですが。
    スマホがあるのと、高かった(¥9,800〜¥15,800+送料+手数料)のでギリギリまで迷ったのですが、専用リモコンも1個だけでも買っておいたら良かったかなぁと思いました。予算に余裕があれば購入しておいた方がいいかも知れません。

ということで、久しぶりに長編回となってしまいましたが、車庫にAC100Vが引かれていて、工具類も揃っていて、DIYができて、スマホがあれば、最低限の5.5万円(※送料と銀行振込or代引き手数料別)で手動シャッターを自動化できるSmartGarageは、庶民の味方です。改めてシステムデザインさんに感謝です。

これで車庫も、車のキー(DIYじゃなくて純正の機能ですが^^;)も、家の鍵も全て自動化できました。次は何を自動化できるかな・・・

シャッター自動化したいけどできないと思って我慢・諦めている方は多いと思います。SmartGarageは本当に自信を持ってオススメできる商品ですので、勇気を出してぜひ挑戦してスマートライフを手にいれましょう!
※本当に危険なので繰り返しになりますが、バネ付近には近寄らず、触らないようにして下さい。

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