ネジザウルスってネーミングが素敵。
存在を知らない人が多いかも知れないですが、ホームセンターに行くと店内のモニターで繰り返し流れていることがあります。これがなかなかの優れものなんです。
私と同じ場面で困った時は誰しも一度は必ずあるはず。その場面は、
外せないネジ
ドライバーが空振りして、ネジ山をナメてしまって外せなくなったネジや、錆びて土台とくっ付いてしまって硬いネジや、ペンキを塗ってしまってネジ山が埋もれてしまった場合など、もうあきらめるしかないですよね。
我が家では中型の物置を20年以上使っていたのですが、錆も出てきてボロボロになってしまった上に台風で倒れてしまい回復不能になってしまったので自分で解体して捨てることにしたのですが、100本近くのネジの内3割程度が錆びたり、ネジ山をナメてしまって外せませんでした。
解体して捨てようにもネジが外せないと大き過ぎて一人で持ち運びも車に乗せることもできません。
ネジザウルス見参!
以前ホームセンターに行った時に見かけたネジザウルスの事を思い出して、興味半分で買いに行きました。サイズや形状が色々あって選ぶのに悩んだのですが中間サイズを選択しました。
早速使ってみたのですが、これが嘘みたいに簡単にネジを外す事ができて気持ちがいいのってなんの。このネジザウルス無敵です!
(写真:Amazon)
上の図を見ていただくと分かりますが、普通のペンチ(プライヤー)と異なるのは刃先の形状と溝の向きのみ。たったこれだけのことなんですが効果は絶大。普通のペンチだとツルツル滑ってネジ頭を全然掴めないんですが、ネジザウルスだとネジ頭をガッチリホールドして離さない。あれだけ回らなかったのに、力を入れなくても簡単に回すことができるんです。全然力がいりません。一度緩めてしまえば後は普通のドライバーでも簡単に外せますし、最後までネジザウルス使っても大丈夫。
ねじ形状問わない
しかもネジ頭が低いトラストネジ(低頭ネジとも呼ばれます)にも対応している点が良くて、ハードディスクを廃棄する際、初期化したり上書きはしたのですが不安だったので分解して中のディスクを取り出そうとしたのですが、錆びているわけでもないのにネジが硬い硬い。特殊ネジ(+やー以外の星形や菱形等)形状のネジもあって外せないので分解を諦めていたのですが、ネジザウルスを使うと簡単に外す事ができました。
低頭ネジは本当にペッタンコで普通のペンチでは掴むことさえできないのですが、ネジザウルスだと面から少しでも飛び出してさえいれば掴むことができ、掴む事ができればもう外せたも同然です。
ザウルスなポイント
Amazonの紹介ビデオを見るまで知らなかったのですが、名前からも分かるように恐竜がモチーフになっているので、目がついてるんですね。しかも目の形状はアルファベット2文字で構成されていて、その2文字とは、Neji Saurusということ。
(写真:Amazon)
バネがいい仕事をしてる
強めのバネがついているので握った指を緩めるだけで刃先が広がるので手が疲れません。地味ですが良いポイントです。
ネジ外し以外の使い方
これもAmazonのビデオを見るまで知らなかったのですが、ネジ外し以外にもこんな用途があったなんて。今までネジザウルスで外したネジの本数は何十本と多いですが、項目としては倉庫の解体とハードディスクの解体の2回しか使った事ないですが、こんな使い方があるならもっと活躍の場が増えますね。(写真:Amazon)
- ビンの蓋外し。 このグリップ握り易いなぁと思っていたら、それだけじゃなくて持ち手を持ち変えて、硬いビンの蓋なんかも開けられるんですね。
- 酢・醤油の蓋外し : これ今までかなり苦労して開けてました。力がいるので怪我しそうになりながらやってましたが、簡単に外せました。これは隠れた才能です。
- ペットボトルの蓋残り外し : これつけたままですね。地域によって違うのかな?
- ガスボンベのガス抜き : こんな使い方もできるんですね。(※換気の良い環境で実施)
- ビンビールの蓋外し : 蓋外しばかりのフタザウルス。余り自宅でビンビール飲むこともないかと思いますが、だからこそ栓抜きがないこともあるので、そんな時にも使えます。
ネジザウルスはちょっとお高いですが、買う意味は十分あります。あの外せなかったネジを外した時の気持ちよさを是非味わって欲しいと思います。
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