お盆休み中にSwitchBotロックを取り付けようと楽しみに待っていたのですが遅延で間に合わず。
お盆明けに届いてすぐにハブミニに登録、初期動作確認や指紋登録までは前回検証済みです。
ようやく少し時間ができたので玄関ドアに取り付けます。
◼️セサミからの乗り換え
最初はコスパ日本一のセサミで引き戸スマートロック化の運用開始したのですが、屋外対応されている指紋認証機能を持ったSwitchBotキーパッドタッチを導入したいが為に、SwitchBotロックとのセット品を購入。
キーパッドタッチはそこそこ高いのですが、プライムデーでお得に購入できました。
セサミのJerming社長さん、浮気してゴメンなさい!
でもセサミは実家(開き戸なので取り付けは楽勝)で引き続き使わせて貰います。
◼️完成形
いつもは最後にお見せしてましたが、今回は最初に完成形をご覧ください。
いい感じですねぇ〜。
念の為、前回同様上部のフックに引っ掛けて万が一外れてもロックが床に落ちないように配慮しておきます。
セサミで実績があったので簡単に取り替え出来るかと思ったのですが、両者の仕様に相違点があって少し改良が必要だったので、その中も含めて説明します。
◼️ロック本体
⚫️ドアをつまむ部品の位置が低い
写真を見ていただくと分かるかと思いますが、SwitchBotロック(左)のドアをつまむ部分(標準のアダプタ)の位置が低いため、土台のかさ上げが必要でした。
その点、セサミ(右)はスペースに余裕があったのでかさ上げが不要でした。
SwitchBotロックは元々厚みがあるのですが、かさ上げをする事で更に飛び出すので少し見た目がスマートではなくなりました。
かさ上げと言っても、セサミと同じような構造でネジを緩めてベースアダプターの位置を変えるだけなので難しいことではありません。
⚫️サムターンホルダーが3種類しかない
最初に作成した比較表(リンク先最下部)にも記載してましたが、ロックのサムターンホルダーは3種類しかありません。
一番大きなサイズでもギリギリでしたが、出来ればワンサイズ大きなのがあると良かったです。
その点セサミは、ネジで幅と高さを交換出来るので汎用性が高く、有料ですが形状を測定して連絡すると3Dプリンタでカスタム対応可能。
→追記:SwitchBotでもその後対応されたようで、特殊サムターンホルダー5種類が販売されました。
(当時は期間限定でクーポンコード【LOCK980】を入力することで無料で貰えて、送料も無料でしたが、現在は終了しているようです)
⚫️少し改造必要
セサミの時はサムターンホルダーの位置が奥まっていたので問題なかったのですが、SwitchBotロックの場合、前の金具をそのまま使うと動作中にすっぽり抜けてしまうようになりました。
たまたま手持ちにあった薄い板金があったのでカッターで傷を付けて何度か折り曲げてカットしてひっかかる金具を作って、ステーにネジ止めしました。
これで抜けることはなさそうです。
⚫️動作確認音
開閉時に本体からピッという音が鳴るので分かり易い点は良いですね。
セサミにはなかったので、SwitchBotに軍配。
⚫️回転角
セサミの際も同様だったのですが、引戸+ステーだと回転角(ぱっと見ですが20度位)が狭いので施錠・解錠の設定範囲が設定出来ない現象が発生しました。
セサミの際に回避策は見つかったので今回も同じように多めに回転させて一度解錠をアプリで認識させて、正しい位置に戻すことで設定が出来ました。
同じ対策で回避出来て良かったです。
→✅【困ってる人必見】DIYでできる引き戸のスマートロック化 <第二章>
⚫️開閉検知のマグネットは未使用
戸先鍵なら使えるのかも知れないですが、我が家は鍵が固いので、やむ終えず中央の引き違い戸に取り付けしているので、マグネットによる開閉検知は使えません。
マグネットを使わなくてもロックは使えるので問題はありませんが、オートロック機能が使えないのは残念。(一定時間後に自動的に施錠する設定は可能ですが、引き戸の性質上、中途半端にドアを閉めた状態で施錠失敗する可能性があるので、ここは自動に任せず必ず施錠音を確認するようにしています)
◼️複数インターフェース
リモートボタンも届きました。(シールは自分で貼り付けました)
こちらはカーテン/プラグミニ/シーリングライト/ロックのいずれかに紐付けできますが、勿論ロックに紐付けするために選びました。
通常小さい程嬉しいですが、逆に小さすぎる程です。
玄関の屋内側の動線上に取り付けて、出掛ける時に解除ボタンを押して「ロック解除」、帰ってきた時には施錠用ボタンを押して「ロック施錠」していますが便利です。
◼️キーパッドタッチ
いよいよ本題のキーパッドタッチ。
こう言ったガジェットは男ゴコロをくすぐりますねぇ〜。
一般家庭にこんな暗号キーや指紋認証できる機器なんてスマホ・Mac関連以外でないですから。
登録できる指紋の数は何と100個、全部の指を登録したとしても10人分、足の指を入れても5人分なので十分過ぎですね(笑)
登録は、iPhoneの指紋認証と同じような感じでアプリとキーパッドタッチで指を登録するだけ。
Wi-Fi&ハブミニもしくは、Bluetoothでロックと接続です。
もし停電や震災でWiFi&ハブミニの電源供給が絶たれていても、ハブミニとキーパッドタッチがBluetoothで繋がっていれば鍵を開けられます。(スマホでも可能)
指紋認証からロック解除はワンテンポ遅れる感じですが余り気にならないです。
最初はスマホで開けられるだけでも感動したものですが、やっぱり指紋認証で手ぶらで開けられるのはお手軽で便利。
設置してまだ1週間ほどですが毎日ドアを開けるのが楽しみです♪
出掛ける時は指紋認証じゃなくて、鍵マークのボタンをクリックするだけ。
指紋認証でも出来ると良いかも知れませんね。
流石に外壁へのネジ止めは勇気がいるので、ドアの格子に折り曲げた板金を差し込み、その板金に木板+キーパッドタッチのベースを一緒にネジ止めしました。
キーパッドタッチには盗難防止機能(ブザー音とアプリ通知)がありますが、我が家では玄関に防犯カメラを付けてあるので万が一盗難された場合は証拠も残ります。
キーパッドタッチは何気にIP65対応している点が凄いと思うのですが、レビューでは反応が薄い気がします。
もっと評価・賞賛があってもいい性能なんですよ。
これが屋内対応のみだとしたら絶対に購入していませんでした。
ボタンは使用せず指紋認証ばかりで、指の位置が多少ずれていても反応してくれるので問題ないですが、もし暗証番号を入力する場合は、何かボタンを押す迄はLEDが点灯しないので玄関が暗いとボタンの位置が分かりにくかも知れません。
ただ、キーパッドタッチを選択した時点で指紋認証を使う前提なので、ボタンを使うシチュエーションはほぼないので、指紋認証だけの商品があっても良かったかも(笑)
その分キーパッドよりキーパッドタッチ(※発売当時はこの名称だったのですが、最近は「指紋認証パッド」に名称変更したのかも?)の方が高価ですが、毎日使うドアの開閉でいちいち暗証番号を入力するのはかなりのストレスなので、ここは少し無理をしてでもキーパッドタッチを購入をオススメします!
⚫️認証確率
私の場合、100%反応していて大満足なのですが、家族が何故か数日で認証されなくなってしまいました。
Amazonレビューを見てもごく一部で認証されにくい方がいらっしゃるようですね。
複数指を登録しているのですがいずれも駄目。
気になる指の特徴と言えば、下記2点くらいです。
- 乾燥肌(※ハンドクリーム等を塗った状態ではない)
・・・下記ヘルプによると濡れているのは駄目ですが、乾燥しているのは問題ないようです。
- 洗い物や洗濯で多少手荒れがある。
と言っても皮膚がボロボロになって毎日指紋の形状が変わる程悪くもないし、iPhone8の指紋認証では認証可能。
SwitchBotは公式サイトで各機器毎にヘルプを公開していて、指紋認証できない場合についても下記のように紹介されていました。
1.SwitchBotアプリは最新バージョンであることをご確認ください。
引用 : https://support.switch-bot.com/hc/ja/articles/7938131437335-指紋で解錠できない-どうしたらいいですか
2.キーパットはSwitchBotアプリに追加され、ファームウェアバージョンは最新バージョンであることをご確認ください。
3.キーパットは使用可能状態で、ロックと連携したことをご確認ください。
4.指と指紋センサーが清潔で乾いていることを確認します。指紋センサーに埃や汚れが付いている場合は、清潔で糸くずの出ない柔らかい布で拭き取ってください。
5.特定の指が解錠できない場合は、もう一度指紋を登録してみてください。
6.別の指の解錠を試してみてください。
7.それでもダメな場合、SwitchBot App→プロフィール→フィードバックまでご連絡ください。フィードバックを提出する際に、下記の内容を同時にご提供いただければ幸いです。
‐下記のものを含めて指紋解錠する過程動画を撮ってください:
‐キーパットデバイス全体
‐SwitchBotアプリ画面
‐指紋解錠過程
1〜4は問題なし、5〜6は実施済み。
今のところは、スマホアプリで開けてもらってるので致命的ではありません。
<追記>
いつの頃からか忘れましたが、認証率の悪かった二人が全く問題なく認証できるようになりました。
ファームウェア(機器側のソフト)のバージョンアップで改善されたのかも知れません。
もし認証率が悪いようであれば、ソフトのアップデートを試してみて下さい。
◼️まとめ
今回の載せ替えで今までずっと欲しいと思っていた究極のスマートロックシステムになりました。
あえて辛口で改善点を挙げるとすれば、下記5点です。
- 電池寿命が他社(1〜1.5年)と比較して半年と短い。(※いずれも10回の施開錠/日)
- セサミ(L:92.7 mm x W:57 mm x H:54.5mm)より厚みが厚い
ロック(L:111.6 mm x W:59 mm x H:73.2mm) - 人によって指紋認証されない場合がある。 → 改善済
- (※セサミが安過ぎるのですが)ロックの価格がほぼ倍。
- アプリの使い勝手が良くない(起動する度に初期画面に戻り、前の画面を忘れてしまう)
→ 最新アプリでは改善済
これらの改善点があるとしても、便利なのは間違いありません。
安くスマートロックをお試ししたい方にはセサミを、究極のスマートロックを導入したい方にはSwitchBot&キーパッドタッチをおススメします。
◼️スマートロック特集
✅【超便利!】ついに完成 諦めていた引き戸のスマートロック化に成功(初代)
✅【困ってる人必見】DIYでできる引き戸のスマートロック化 <第二章>
✅【スマートハウス刷新】SwitchBotシリーズに総乗り換え
✅【便利】SwitchBot指紋認証キーパットタッチとロックが届いたよ
✅【更に便利に】引き戸のスマートロック化 <第三章>(本章)
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