【必見!バズるの間違いなし】引き戸のスマートロック化 <第四章〜最終章〜>

スマートロック

◼️指紋認証パッドは必須

先日発表されたSESAMI Touchは魅力的ですが買い換えるのは勿体無いので、SwitchBotの指紋認証パッドを引き続き使ってますがやっぱり便利です。

SwitchBotロックを持っている人には絶対おすすめ、いえ必須アイテムです!

本当に手ぶらで生活ができるのがこんなに楽なものなのかと毎日操作する度に感じます。

正直これがなくなる生活はもう考えられません。

冬の一時期に指が乾燥して2回程認識しにくかったのと、1度大雨で指もパッドも濡れていたので認証しにくかったことがありましたがやり直しで認証でき、それ以外は問題なくスムーズに使えて満足しています。

◼️指紋認証パット用保護ケース発見!

SESAMI Touchみたいに指紋認証だけなら良いのですが、SwitchBot指紋認証パッドのキー部分がいかにもという感じで目立つのが嫌だったのと、いくらIP65対応とは言え雨ざらし&真夏は直射日光で相当熱くなるので、何か良いカバーがないか100均で探してたのですが、なかなか良いものが見つかりませんでした。

久しぶりにフリマを散策してたら、まさに欲しかった機能そのもののケースを発見!


 

3Dプリンタで自作されており、ケースとカバーの組み合わせになっていて、一度指紋認証パッド本体をベースから外して、3Dプリンタのケースに入れて再度ベースにセットし直し、3Dプリンタのカバーをスライドして取り付けるだけ(すでにベースは固定済みでしたが、外さずに取り付けできました。素晴らしい〜♪)

LED、スピーカ、取り外し穴、指紋認証部分は開口されていて、「ロック(施錠)」ボタン部分だけ押せるように板バネのような形状(毎日数回押すので折れるといけないので上記写真のデザインをチョイスしましたが、想定通り少し固かったです。もう一つのデザインはもう少し切り欠きが長くなっているのでもう少し柔らかい感触だと思います。最悪折れてもボタンは押せるので問題はないです)になっています。

これでキー部分の目隠しができて目立たないようになって、しかも雨や直射日光も防げるようになりました。

ケースとカバーの二重構造なのでふたまわり程大きくなったイメージですが、違和感はありません。

フリマでは2名の方が出品されており、現時点で800〜1,800円程度で購入可能です。

正直純正品として販売して欲しいくらいのアイデアだと思います。

こちらは別の出品者ですが、テクスチャー仕様で¥800前後とかなりお手頃です。

◼️シリコンカバー

最近は、専用のシリコンカバーもあるようです。

大きさがほぼ変わらずシンプルなのはシリコンカバー、2まわり大きくなるけど強度抜群なのは3Dプリンタですね。

◼️これが完成形(※求む純正化!)

上記カバーの他にもSwitchBot専用の引き戸用アダプターがメルカリやフリマで販売されているのですが、非常に考え尽くされた構造で素晴らしいの一言です。

もうこれ純正品でいいんじゃないですか?

私も一番最初に引き戸のスマートロック化を検討した際に、ピニオン・ギアの組み合わせで検討はしたのですが、市販品では流用できそうなものがTAMIYA製の玩具用の強度なさそうなものしかなく断念しました。

こんなにシンプルな形で完璧な構造は思いつきもしなかったです。

特に感動したのは、回転する軸と歯車を外径でおさえている点です。

これ何気にすっごい重要なポイントなんです!

旬は過ぎましたがブラ〜ボ!です。

過去にDIYで2台試した稼働部は、スマートロックの軸がブレてしまう(※スマートロックが、どんなサムターンでも対応できるように、どの方向にも上下・左右にスライドできる構造が逆に引き戸の環境だと悪影響)と、途中で引っかかってしまう症状があったので、ロックの回転部分がスライドしないようにテープで固定して使ってました。(※メーカは推奨していない使い方です。そもそも引き戸は推奨されていませんが)

最初にSESAMI+救世鍵から始まって、救世鍵が固かったので別の方のクランク?式を流用して、指紋認証導入のためSwitchBot乗り換えて現在に至るのですが、3代目の構造だとたまにロック解除・施錠できない現象が1ヶ月に1回程発生してました。

手動でロックを回転させると何の問題もなく操作できるため、不具合の原因が掴めませんでした。


初代) 2代目3代目

原因不明なので対策しようがないのですが、たまに可動部のネジの緩みをチェックしないといけない点があったりでメンテナンスフリーというわけにはいかず、100%安心はできませんでした。(最悪の場合に備えて、鍵は財布に忍ばせてます)

個人的には引き戸をスマートロック化できたことで十分満足していて、家族にも好評ではあったのですが、上記のような完成された商品の存在を知ってしまうと気になってしょうがありません。

ただ価格が約¥6,000で、SESAMI5+SESAMI Touchを購入できる程の価格だったので、2ヶ月程躊躇していました。

勿論、画期的で理想的で開発メーカでさえ対応していない唯一無二の完成されたアイデア商品なので、それだけの付加価値があるのは間違いないのですが、今現在動作している環境があるので、絶対購入しないといけないという気持ちになりませんでした。

そんな中、転機が訪れました。

フリマあるあるだと思いますが、ユーザ層が違うとか、幅広く販売したいとか、手数料が異なる等で、複数アプリで出品される事が多いかと思います。

メルカリ、楽天ラクマ、PayPayフリマ・・・とありますが、しばらく使っていなかったヤフオクアプリをたまたま起動したところ、最近使っていない人向けにクーポンが配布されていました。(ヤフオクは変な外国人からのGmailへの誘導メールが頻繁にきていたので、2年程前から使わなくなっていました)

そのクーポンがなんと70%オフで最大¥2,000引きという超〜お得なクーポン(※2023/5時点)でした!

これを使えば、射程距離内の価格になります♪

2ヶ月悩みましたが、これでようやくポチれました。(その後、値下げされており¥4,900まで安くなっていました。今後も値下げが続くか、逆に値上げされるかは不明)

◼️入れ替え

3Dプリンタの受注生産品で、注文してから3日後に送付されました。

届いた商品がこちら。

フリマの写真やYoutube動画ではどうやってギアを固定するのか分からなかったのですが、下面で支える部分(右から2番目の写真)がちゃんとありました。

見れば見れる程よくできた商品で関心するばかりです。

実はこのアダプタを見つける前に、セサミ用を出品されている方のを見つけていました。

セサミ用の横向き設置(左)ですが、最新版ではSwitchBot用の縦向き版も出品されており、上記の形状とよく似ています。

最初は同じ方だと思っていたのですが、配送元が新潟県の兎さん(上記は兵庫県のとら吉さん)なのでおそらく別人かと思います。
  

どちらが先かは置いといて、とら吉さん製の良い点は、ドアのツマミを挟む部分が固定式ではなく数箇所任意で選べるようになっていて、しかも上下の幅も変えられるようになっている点です。

これは結構重要なポイントで、私もDIYでこの部分で悩んでました。

以前の記事でも書いていますが、我が家の引き戸(恐らく他の引き戸でも同等のはず)は上下で2cm程しか移動しないのですが、上下スライド運動を回転運動にした場合、SwitchBotロックの回転角度が10〜15度程度と可動範囲が狭くなってしまい、解除と施錠の差をロック側で識別できない状態でした。

色々試行錯誤して見つけたのが、上下スライドに遊びを設けて空振りさせて移動距離を稼ぐことで回転角度を増やす方式です。

なのでツマミピッタリの幅ではなく、少し幅を持たせてセットできる構造が必要です。

あと性能とは関係ないですが、上下に可動する部品の幅は上から下まで一律で同じ幅ではなく、ツマミを挟む部分を細くして材料費を少しでも減らしている点は設計者の腕の見せ所ですね。

オマケですが、四角い部品の取り付け位置を間違えないように刻印みたいに「上向き」の表示がされていて、ちょっとした心遣いが親切設計でした。

取り付けできるか少しだけ不安でしたが、思い切って自作の引き戸スマートロック化セットを外しました。

何度も何度も失敗して色々と試行錯誤したので外すは今回で6回目、もう慣れたもんです。

釣り糸をスマートロックとドアの隙間に入れて少しずつ糸を上下に引っ張りながら超強力粘着テープを剥がしていきます。

手が痛くなるので、ドライバーの柄の部分に巻きつけて作業したら軍手なくてもいけました。

購入した部品に取り付け手順書は付属してないのですが、動画で見たまま取り付けていきます。(毎回ですが作業中は意識がそちらに向かってしまい、途中経過の写真を撮るのを忘れてしまいました)

ちなみに我が家の引き戸は網戸対応なので、鍵部分のツマミ部の飛び出しがないので引っかかりにくい点がどうなるか心配でしたが全く問題ありませんでした。

◼️取り付け手順

1.アダプタ部品①の両側に超強力両面テープ貼り付け

以前までは100均の強力両面テープを使っていたのですが、夏場にドアが熱くなると剥がれることがあったので、最近はScotch 超強力PREMIER GOLDを使っています。

SwitchBotロックに同梱しているテープと同じ3M社製の超強力テープで剥がすのにも相当苦労しますが、−20〜80度対応ということなので安心です。

念の為アダプタ部品①表面をアルコールで脱脂して、テープを縦に半分にカットして下記の位置(両サイドの白い部分)に貼り付けます。

※貼り付ける位置を間違えないようにして下さい。

まだSwitchBotロックに貼り付けしてはいけません。

2.サムターンアダプタ交換

SwitchBotロックのサムターンアダプタ(回転するツマミ部分)を回転方向に対して垂直に引っ張ると外れるので、アダプタ部品のギアの内側形状に合うサムターンアダプタに交換(SwitchBotロックに付属している2個の内スリットが細い方)

3.貼り付け

SwitchBotロックのサムターンアダプタにアダプタ部品②(丸いギア形状の中央突起が飛び出している方がロック側。

最新型のアダプタは、メーカ標準のサムターンアダプタ不要で、直接ロックにアダプタが取り付けできるようになっているようです)をはめて、そのままアダプタ部品①(「」という刻印がある方をロックの上になるような向きにするとロックの)の中に入れて、最初に貼り付けた両面テープの剥離紙を剥がして固定。

念の為、SwitchBotロックのテープの貼り付け面もアルコールで脱脂しました。(乾いてから貼り付け)

アダプタの取り付けに関する説明書はないのですが、Youtubeにあった向きと同じ縦向きにロックを配置しました。

4.アダプタ部品③挿入

上下にスライドするアダプタ部品③を上から挿入。

方向性がありますがその向きにしか入らないです。(アダプタ部品①の四角い穴が大きい方にアダプタ部品③のギアがついている方を挿入。上記写真の向きだと右側がギア付き)

5.アダプタ部品④取り付け

上下スライドする部品の一番下と2段上の穴にツマミを引っかける部品を軽く圧入する。

但し、まだこの時点では穴の位置が確定ではないので奥まで入れないようにしました。

6.ロック設置

SwitchBotロックを外した際に両面テープが剥がれてしまったので、ここにもScotch製の超強力両面テープを貼り付けました。

私の場合は、前回使っていた手持ちの板金を今回も同じように再利用しましたが、必須の部品ではないので、そのままロックはドアに固定でも問題ありません。

両面テープの剥離紙を剥がして、引き戸の鍵の下側に固定。(上下反転して設置もOKみたいです)

この際に引き戸の鍵のツマミ部分と上下スライドするツマミの位置(左右上下)が合っていることを確認しながら取り付けます。
   

心配な場合は、一気に両面テープの剥離紙をはがさず、少しだけはがして仮固定して手動でSwitchBotのツマミを回転させて、施錠・解錠できるか確認すると良いです。

8.試運転

SwitchBotロックの回転部分を手動で回して引き戸の施錠・解錠ができるかを確認したところバッチリイケました!

この時に確認必要なのは回転角度ができるだけ大きい(感覚的には45度以上)こと。

ここが上手くいかないと最初の校正が失敗してロックによる開閉ができません。

作業に気を取られていたので各ポイントでの写真撮影と角度の確認をすっかり忘れていました。

また先述のツマミの位置の遊び(回転角度を広げて校正できるようにする目的)を考慮することを忘れていて、下から1段目と4段目が良かったかも。。。

9.校正

手動で鍵の開閉はできたので、アプリで再校正(施錠・解錠位置の設定し直し)をしたのですが、解錠位置を認識してくれませんでした。。。涙

やはりツマミの位置の遊びがないせいで上下スライド距離が短くなり、回転角度が足らなかったのかも。

ここは引き戸だと毎回ハマる部分ですが、今回はツマミ位置を簡単に変更できるので距離の調整は楽だと思います。

但し、ドア鍵とSmartBotロックの位置関係が悪いとレバーが下がり切らないとか、上がり切らない場合があるかも知れません。

この微調整が必要かも知れないので不安な場合は、ドアとSwitchBotロックの固定用テープの剥離紙を少しだけはがして、簡単に外せるようにしておくなどの工夫をすると良さそうです。

何度か校正していたら、アプリの校正画面の下に「もう一度ロックを取り付け」という項目があったのでタップして手順通りに再設定してみたら、問題なく解錠設定ができました。

SwitchBot公式サイトには角度何度以上という記載が見当たらなかったですが、設置後に回転角度を見てみると約45度だったので、45度以上であれば問題ないと思います。
  

◼️完成形

ではご覧ください。

こちらが完成形です!

ゴチャゴチャしていた周辺がスッキリして、動きもスムーズで音も静か。

アダプタが黒色でドアとSwitchBotロックと同化してて、どうみてもメーカ純正品ですね♪

外から物理鍵を使っての鍵の開閉も問題なくできました!

取り付けてまだ1週間経っていないですが、引っかかる症状は出ていませんし、ツマミの部分も問題なく完璧です。

文句のつけどころはなく、後は耐久性だけですね。

(追記:設置後1年経過しましたが、トラブルは一切なし! 以前よりもスムーズになったので電池寿命も伸びていると思います。)

この1年、色々と試行錯誤してきた引き戸のスマートロック化ですが、今回で最終章になりました。

このアダプタであれば、恐らく全ての引き戸に対応できるのではないでしょうか。(フリマアプリから直接「虎きち」さんにお願いすれば、セサミのカスタム対応もして頂けそうですし)

引き戸のスマートロック化ができないと諦めている人達に少しでもこの情報が伝わって、楽して便利な生活を送れるようになる事を願っています。

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