車庫のシャッターが上げるのにも重くて、下げるのにも固くて、開閉がうるさくて、勢いつけないと開閉できなかったので、早朝や深夜に「ガラガラガラガラ〜〜ガッチャ〜ン!!!」という音が気になってました。
雨の日の開け閉めで濡れるのも嫌で嫌で。
シャッターが重いのを何とかできないかググっていたら、スッゴイお宝商品を発見!!!
なんとDIYで手動シャッターを電動化(自動化)できるという画期的な商品。
発売元はシステムデザインさん。
普通、自動化だけでも10〜20万円位するのでお金持ちの豪邸でつけるものだと思ってましたが、こちらの商品はDIY向け専用ということで機器のみの販売の為、自動化にも関わらず5.5万円(※2019/5/29当時)という破格の価格で提供されています。
操作は家の壁スイッチが同梱されていて、専用のリモコン(※オプション別料金)もあるのですが、なんとスマホ用無料アプリ(iPhone/Android)があって、アプリからBluetoothで操作できるというガジェット好きには何ともたまらない機能がついてます。
いやぁ〜ますます興味が湧いてきました。
写真付きの説明書や動画も紹介されていて、Youtubeでも取り付け事例が数件アップされてます。
日曜大工ができる程度の腕と工具とやる気さえあればできそうな感じで、作業時間は1〜3時間ということ。
DIYで安くて便利になると聞いたら、「らくべん魂」が揺さぶられます。
尚、まだ対象地域は少ないですが設置と本体代込みで11万円〜で対応始められたようです。
サポーターが全国にいるようですが、会社名ではなく個人名なのでDIYで取り付けされた方がサポートされてる感じでしょうか。
DIYに自信がない場合は、サポーターに見積もり依頼してみると良いかも知れません。
◼️取り付け方法
●取り付け手順
取り付け方法は下記の通り4ステップで完了です。
どうです?これなら出来そうな気がしませんか?
駄目だったら諦められる・・・価格ではないですが、チャレンジしてみる価値は十分ある商品です。
①シャフトに2箇所穴をあける
②モーターとブラケットを取り付ける
③プレートとギアを取り付ける
④配線とスイッチをせ雨族して完成
●必要な工具
・電動ドリル
・ラチェットハンドル
・プラスドライバー
・プラスチックハンマー
・ビニールテープ
(写真:システムデザイン)
必要な工具まで紹介されていて非常に親切ですね。
DIYされている方であれば持ってる道具ばかりではないでしょうか?
もし全部購入するとしても知れてますし、今後シャッターのメンテナンスにあると便利な工具なので一緒に揃えちゃいましょう。
◼️あった方が良い道具・部材
必要な工具の中で紹介されていないのですが、私が必要だと思う物を紹介しますので参考にして下さい。
●脚立
高所での作業になるので脚立が必要になります。
小さい安い物でもできなくはないと思いますが、シャフトの穴開けは結構力の必要な作業であることと、部品取り付けで左右に移動できると楽なので、天面に登って足を踏ん張って作業ができる足場がついた脚立がオススメです。
価格は少し高いですが洗車時に天井面を洗えたり、家の掃除で高いところに手も届くのでこれを機に購入検討してみて下さい。
アルミ製なので軽くてサビにくく、私が購入したのは30年程前ですが、四駆の天井面洗車用途で購入したのですが、未だにサビずに使えていて本当に便利です。
●ワイヤーブラシ
我が家の車庫のシャフト(シャッターをぶら下げる横の軸)は、横なぶりの雨のせいかサビが酷い状態で、そのまま使えるかわからなかったので事前に磨きました。
使ったのは電動ドライバーとワイヤーブラシ。
電動ドライバーにセットすれば簡単にサビを落とす事ができます。
使うのは大きな物1種類だけでいいので¥1,000以下の物で十分ですが、3個セット品でも意外と安かったのでセット品を購入して、写真右上の短いタイプだけ使いました。
サビが飛び散るので保護マスクと保護メガネは100均の物で十分です。
このサビ取り作業の際に活躍したのは上記でご紹介した広い足場付の脚立で、これがなかったらかなりしんどかったと思います。
シャフトのサビは酷かったのですが幸い表面だけで、穴が空いていたりすることもなく、折れるような心配もなさそうだったのは良かったです。
もしサビ除去後に穴が空いたり劣化が酷い場合は、危険なので業者さんにお願いして交換をして貰った方が良いと思います。
●サビキラー
サビを除去したままだと金属丸出しでまたサビる可能性があるので、保護用にペンキを塗ることにしました。
どんなペンキがあるかと色々調べて見つけたのがこちら。
その名もサビキラー!
ん?どこかで聞いたことあるような名前(笑)
普通のペンキより少しお高いですが、もうサビて欲しくないので思い切って購入。
我が家の場合はシャフト2本分をそれぞれ2度塗りしたのですが、容量1kgの半分も使わなかったので1本だけであれば200gでもいいかも知れません。
ただ、車庫下部端にある鋼鉄や車庫壁の補強用に設置した鋼材が市販されていたままの茶色い錆止め材しか塗布されておらず、数年経過で少しずつ錆びてきていたので、そちらにも流用できたので我が家の場合は1kgでちょうど良い量でした。(今後も数年毎に重ね塗りでメンテナンス)
水性で少し粘性がありますが垂れることもなく塗り易かったです。
夏の暑い季節(※熱中症になるので、できれば涼しい季節にやることをオススメします)だったこともあったせいか思ったより早く乾燥できて、2回重ね塗りをしてかなり厚めに塗布しました。
昔にプラモデルに使っていたプラカラーのガンメタのような感じで懐かしかったです。
ハケは100均にあるものでOKで、水性なので粘度が高くなったら水で薄めて使えます。
「サビ落とし不要で、サビに直接塗るだけでサビの進行・再発を強力に防ぎます。」と説明にありましたが、触るとサビの粉がポロポロ落ちてくる位ひどい状況だったので、そのまま上から塗るのは気が引けたので全面サビを上記のワイヤーブラシで綺麗に除去してから塗布しました。
サビ取りした後の写真を撮り忘れたのですが、まっ茶っ茶にサビてた時の写真とサビキラーを塗布した後の写真を見ていただければ一目瞭然かと思います。
(サビ取り前) (サビ取り後)
サビていることは以前から気がついていたのですが、こんなになるまで放置しては駄目ですね。
最悪の場合、シャッターの重みで折れて大怪我するかも知れません。
シャッターだけではなく物を長く使うには定期的にメンテナンスをしないといけないですね。
尚、塗布してから4年程経ちますが、今のところ前のようなサビは一切発生していません。サビキラー恐るべし。
●電動ドライバー
昔は充電式は高くて購入できなかったので、ACケーブル付きを購入したのですが、充電式が安くなってきたので2台目として購入してました。
充電式はケーブルの届く範囲や取り回しを気にしなくていいのでやっぱり便利。
バッテリー切れになると作業が止まってしまうので予備バッテリー付きがオススメ。
今回のドライバーの用途は、シャフトに穴を2箇所(取り付け用:貫通、通線用:片面のみ)空けることなのですが、このシャフトがかなり硬いのなんのって。
あまり知られていないと思いますが、シャッターの5cm幅程度の細い1枚ずつ(スラットと呼ばれています)は片手で持てるほど軽いのですが、それが何十枚となると大人一人で持てる様な重さではなくなります。
そんなシャッターをぶら下げているシャフトですから、当然この位丈夫でないと駄目なんでしょうね。
今までは木材や厚みの薄い柔らかいアルミ板しか穴あけしたことがなかったのですが、今回のシャフトはかなりの強敵で、最初充電式ドライバーでやっていたのですが、私が持っていた充電式ドライバーは10年程前の型でドリル用設定がなかったので、途中で引っかかるとトルク不足で回転しなくなり、充電もなくなってしまいました。
※電子工作用などの片手で収まるようなUSB充電できるような小型タイプではトルク不足で無理だと思います。
充電式ではないAC100Vケーブル式の方にはドリル用設定があり、充電を気にする必要もないので、そちらに切り替えてやったところ無事穴を開けることができました。
私が購入したのは10年以上前なので、最近のは充電式でもトルクが大きくなっているので多分問題ないのではないかと思います。
もしトルクやバッテリー切れで心配な場合は、AC100Vケーブル式を選択した方が良いかも知れません。
返却しないといけないので少し手間ではありますが、ホームセンターに行くと有料レンタルされているので、1日レンタルするのもありです。(電動ドライバーはDIYするのに何かと便利なので一家に1台あると良いと思います)
●スイッチボックス
スイッチ関係の部品は最初から全て同梱されているのですが、隙間がたくさんあるスイッチボックス(中に入れる用?)でホコリが入るのを避けたかったので、ビルなどよく見かけるスイッチボックスだけ別途自分で入手しました。
別途購入したスイッチボックスに取り付いているスイッチカバーは外して、SmartGaregeに同梱されているスイッチカバーを使います。
●両面テープ
車庫の壁は薄いのでネジ止めすると外にネジが飛び出して危険です。スイッチボックス背面に超強力な3M製両面テープを貼り付けて車庫の壁に固定すれば外れることはありません。
こちらはスマートロックでも大活躍した超強力な両面テープで実力は折り紙付きです!
●防水スプレー(コーティング剤)
スイッチ類は車庫の中の雨のかからない場所に取り付けするので濡れる心配はないのですが、湿度が高い場合にスイッチボックス内の電子部品や基板パターンがサビてしまうのが少し気になったので、ハヤコートというコーティング材を基板に塗布しました。
スプレー式なのでハケは不要です。
一点注意することはコネクタや端子部分に塗布してしまうと接触不良になるので、塗布したくない部分にはビニール袋を被せたり、養生テープを貼ってからスプレーするようにして下さい。
設置後に開けていないので効果があったのかどうか、塗布なしとの比較もないので効果は不明ですが、塗布しないよりはマシだと思っています。
この作業は必須ではないです。
●スパナ
システムデザインさんではラチェットが紹介されていましたが、組み立て後に増し締めしたい場合や、私のようにモーター固定してしまった場合に細かい隙間に入れては使えなかったので、モンキーレンチやスパナを使ってみたら便利でした。
プーリーの部分のネジ閉めはラチェットの方が楽でしたし、ネジを左右同時に締める際にラチェット1本では空回りしたこともあったので、2本目として持っておくと便利かと思います。
追加購入はこの程度です。
ワイヤーブラシとサビキラーは錆びている場合のみ検討して下さい。
白のスイッチボックスも必須ではないので気にされない場合は同梱品で問題ありませんが、あった方が良いと思います。
尚、掃除・メンテナンスする際にシャッターの両端にある大きなバネには絶対近寄らないで下さい。
もし何かの拍子にバネが外れた場合など、腕や指が吹っ飛ぶ等の大怪我につながります。
最悪の場合、命に関わる可能性もあります。
実は我が家のシャッターが調子悪いのには理由がありまして、数年前の大型台風でシャッターの一部が飛ばされてしまい、直せる部分は自分で叩いてまっすぐにしてどうしても直せない物だけ発注して自分で組み直そうと考えました。
何の下調べもせずスラット(シャッター扉の細い一枚ずつある板)を外していたのですが、途中で上部のバネが異様にねじれているのが気になり、少し嫌な予感がして長い棒でバネを数回突っついてみたところ、「ブルブルブル〜〜!!!!!!」と一瞬でバネが回転し捻れが取れました。
もしあの時手で触れていたら、近くに顔があったらと思うとゾッとしました。
バネの部分を修理するには専用の工具が必要で、素人が触ると非常に危険だということは後で調べて知りました。
DIYが得意だからと言って過信して作業するのだけは絶対にやらないようにして下さい。
◼️シャッター掃除
続いてシャッター扉部分のスラットの掃除です。(というか、掃除は一番最初が良い)
10年以上シャッターの掃除なんてしたことなかったのですが、よく考えたら可動するものなので摩擦する部分に異物があると滑りが悪くなってしまうのは当然ですね。
表面は雨風のお陰でそこそこ砂や汚れが流されているかも知れませんが、裏面は汚れが溜まったまま。
しかもシャフトのサビを取りまくったので、スラットにサビの削りカスが大量に降りかかっていました。
このサビの拭き取りが大変だったので、もしシャフトのサビ取りする場合は、シャッター裏面に新聞紙か大きなビニールシートのような汚れても良い物を貼り付けしておいて、スラットにサビが付着しないように配慮することをオススメします。
床にもサビが落ちるので新聞紙を敷いておいた方がホウキで掃く手間が省けると思います。
●ほうきで掃き掃除
最初は掃き掃除から。
スラットに合わせて横方向にほうきで表目に溜まったホコリや汚れを掃き掃除。
シャッター両サイドにあるガイドレール(シャッター扉を通す両サイドにある縦のレール)も忘れずに掃除しましょう。
ここを掃除することでシャッターの動きが改善する場合があります。
●拭き掃除
水で湿らせたタオルを普通に絞って、スラット裏面を水拭きします。
2列位拭いたらもう真っ黒というかサビの粉でまっ茶っ茶。
汚れたタオルをバケツで洗うとバケツの水も一瞬で真っ黒になりました。
サビの粉の水拭きは大失敗でした。
今思えば車用のハンディ掃除機で埃とサビの粉を吸い取ればもっと楽だったなぁと。
色々と失敗ばかり、今からされる方は参考にして下さい。
一通り水拭きしてサビの粉と砂埃は取れたのですが、油汚れのような感じで汚れが落ちきらず、アルコールスプレーを使って力を入れて再度全面拭き直しが必要でした。
表面は裏面程ではありませんが汚れていました。
あの大きな面積の裏面2回と表面1回の拭き掃除×2枚は意外と力仕事で、お陰で次の日は筋肉痛で全身パンパンでした。
最近見つけたのがこちらの使い捨てタオル。
使い捨てなのに中々破れず、洗って再利用も可能で、吸水性も良いので洗車後の水拭き取りにも便利の一品です。
キッチンペーパーみたいにロール状になっていて、使っても使っても中々減りません。
一家に一つの使い捨てタオルです。
◼️潤滑スプレー
シャッターの掃除をすることで思っていた以上にシャッターの軽くなりました。
掃除がこんなに効果あるとは。
でもまだまだまだ固いのでレールガイドとスラット部分に潤滑用のスプレーをします。
機械系は素人なので困った時はKURE 5−56かけとけばいいのかと思ったのですが、モーターとかはグリスというイメージがあるのでグリスにしようかと。
ただ、外にさられれる部分がグリスだとゴミが付着して良くないという口コミも見かけたので、今回はシリコンスプレーを使ってみました。
このシリコンスプレー初めて使ってみたのですが、かなり軽くなりました。
こんなに改善するならもっと早くやれば良かったです。
掃除+シリコンスプレーが「メンテナンスの肝」です。
◼️取り付け
ここまでやってもまだ新品よりは固いので不安は残る(※推奨は片手で上げ下げできることみたいです)ですが、思い切ってSmartGaregeを購入することを決意しました。
99.5%の手動シャッターに取り付けできるということなのですが、購入前にシャッターの写真をシステムデザインさんの公式サイトから送付する必要があります。
我が家のシャッターのプーリー(シャフトの中央にある円形の部分)にバネがついていてネジが飛び出しているため、オプションのスペーサが必要という返信がありました。
自分で判断できればいいですが、後で追加注文となると支払いが銀行振込か代引きなので手数料が掛かってしまう場合があるので、写真を送付して確認して貰った方がいいです。
(送付する写真:SmartGarege)
(引用:SmartGarage KIT一式)
数日でSmartGarage KITが届いたのですが、こういう組み立てをするのはちょっとワクワクします。
シャッターは閉めた状態で取り付け作業をすることになるので、夏の昼間は避けた方がいいです。
付属品を見てもらうとわかりますが、穴空け用のドリル刃と摩擦防止用の切削油も醤油差しに入ってて、素晴らしい心遣いです。
足場付脚立に登って、メジャーで測った場所に穴を空けるのですが、このシャフトが思いのほか固いのなんのって。
ドライバーの項目でも記載しましたが、板金にたまに穴を空ける事がありますがアルミの1mm厚み程度のものなので簡単に空けられますが、今回は掘っても掘っても全然進みません。
切削油も付けつつ結構やってたら電動ドライバーのバッテリーが切れてしまいました。
トルク不足かも知れないのとバッテリー充電待てないのでAC100Vのドライバーに交代です。
長時間ドライバーを使い続けると熱くなるので休み休みやったのですが、2箇所の穴の内1個は貫通させないといけないので実質穴は全部で3個で10分以上はかかったと思います。
普通穴を空ける際は下向きに体重かけて出来ますが、今回の穴は下から上向きに空けるので、腕を上げたままになって、体重もかけられないので、左手で押し付ける力もいつも以上に必要で、時間もかかって腕が疲れる疲れる。
腕と肩がつりそうになりましたが、これでも高い足場に乗っての作業なので、低い三脚だともっとキツイと思います。
削りカスが下向きに落ちてくるので安全メガネをしておいた方がいいかも知れません。
説明書だと上から穴を空けているので、上からできる環境の人は上からやった方が絶対楽です。
貫通させる穴はモーター取り付けの基準穴となるので落ち着いて正確に空けましょう。
大事なポイントなのでもう一度言います。
貫通させる穴はモーター取り付けの基準穴となるので落ち着いて正確に空けましょう。
貫通不要の穴(※貫通不要)は配線を通すだけなので、適当で問題ないですがバリ取り(穴空けしたドリル径より少し大きなドリルで穴の表面を綺麗にする)はした方が良いです。
後は添付されている手順書通りに組み立てすればOKですが、穴空けの次に意外と苦労したのが、ケーブルを通す作業です。
これまた親切にケーブルを引き出す用のワイヤーも同梱されていますが、シャフト端から取り出す部分が狭くて中々引き出しできませんでした。
苦労してようやく通せたのですが、よく見たらケーブルがシャフトに1周巻き付いていたので、もう一度やり直し。
一番簡単だと思われた作業にこんなに苦労するなんて・・・
一番驚いたのが内歯ギアなのですが、固定されたシャフトに円形のギアを通す事は普通はできないのですが、2分割された物をスライドさせて繋ぎ目が分からなくなるほどの精度で一体化する事で実現するという素晴らしいアイデアに感動しました。
何度も何度も繋ぎ目をスリスリ・スリスリ。
(写真:内歯ギア)
◼️試運転
取り付け時間は公称とされている3時間以内にはできました。(※サビ取り・ペンキ塗布・掃除等は含まず純粋に設置のみ)
車庫内にはコンセントがないので、一旦家の壁から延長コードで引っ張ってきて動作確認。
まずは壁に取り付けたスイッチボックスのスイッチをポチっとなぁ〜!
おぉ〜、自動で動いてるぅ〜!!!
本当に感動しました。
シャフトのサビ取りから始めて、ペンキ塗布、掃除、スプレー、取り付けと事前の準備が大変で、自分一人で全部やり抜いた達成感もありましたし、手動での開閉が大変で苦痛だったシャッターが自動に変わった事にも大興奮です。
スマホ(Bluetooth)の操作も便利で、閉める際に車から降りる必要がなく、特に雨の日に車に乗ったままシャッターを開けられるので濡れる事がなくなってめっちゃ便利。
車庫から家に入ってからシャッターを閉められるので雨に濡れるのも最小限で済みます。
去年はSmartGarageアプリのバージョン2もリリースされており、Apple Watchアプリ(※Apple Watch単体のみでは無理みたいで、iPhone経由で操作するのでiPhoneも一緒に携帯必須)もリリースされて更に便利になりました。
(iPhoneアプリ)(iPhoneアプリ)
(Apple Watchアプリ) (Androidアプリ)
これで問題なく動作する目処が立ったので、車庫にコンセントを引き込む工事をして貰いました。
自分で塩ビ管を地面に埋設して、家の壁から延長ケーブルを通して車庫まで引き込む事も考えたのですが、漏電や浸水や感電等のトラブルがあるといけないので、ここはDIYはせず電気工事屋さんにお願いしました。
少しでもコストを下げたいので、配管を埋設できるように自分で地面を掘ってその分値下げして貰いました。
車庫にコンセントが付けば、電灯もつけられますし、雨の日に車庫の中でDIY作業もできますし、便利になりそうです。
◼️購入前の注意点
購入前の注意点は以下の記載があります。
ご注文時の確認事項
- DIYキットですので、取り付けは、自己責任にてお願いします。ネジ等の付属品は、同梱しておりますが、取り付け時の紛失・破損等により別途必要な場合は、ホームセンター等でお買い求めください。
- 巻き上げ式手動シャッターであること。
- シャッター全閉時にシャフト(巻き上げ軸)が見えること。
- シャフト径が、43Φか34Φのいずれかであること。(48Φをお求めの方は、ご購入時にお問合せください。)
- シャッターが、片手でゆっくりと(10cm/秒程度)全域で動くこと。
- シャッターの高さが3.5m以下であること。(3.5m以上はお問合せください。)
- AC100Vの電源が確保できること。
- スマートフォン(Android、iOS)をお持ちであること。また、QRコードを読み取れること。
- KITに同梱されているQRコードを紛失された場合は、再発行手数料¥2,000(税別)を頂いていますので、ご了承ください。
- DIY(Do It Yourself)商品に付き、取り付けは自己責任で行うこと(取付時の事故の責任は負いません)。
- 自己都合による返品には応じられません。
- 未開封商品に限り返品、交換はお受けしますが、送料はお客様のご負担となります。
- 理由の如何に関わらず、弊社の事前の承諾なく着払いにて商品を弊社宛に送られた場合には、受け取りを行うことはできません。
- 弊社ではSDGsの理念に賛同し、来るべき未来を実現するために取り組んでおり、「環境・脱炭素」への対応として、必要最低限の梱包としております。
- 当社では、メールでのみカスタマーサポートをお受けしております。
設置して約4年経ちますが、たまに途中で停止することがあります。
原因はシャッター側の問題であってSmartGarageの問題ではありません。
調子悪そうになる前に定期的に掃除とシリコンスプレーのダブルでメンテナンスすることでまた順調に動作するようになりました。
※メンテナンス中は必ず電源ケーブルを抜いて自動で開閉しないようにしてから作業をして下さい。
もし家族が知らずに開閉した場合、挟まれて大怪我する可能性もあり得ます。
※DIYで自動化してしまうとシャッターメーカー側の保証を受けられなくなる可能性がありますので、その点だけは理解した上で設置して下さい。
◼️気になる点
言う事なしのSmartGaregeですが、気になる点がないわけではないです。
●ネジ閉め
モーターを固定する際、たった4本の小さいネジだけで固定するのですが、ネジ頭を潰さない程度に強く締めて下さい。
ここは重要ポイントではないかと個人的に感じています。
というのも、我が家のシャッターだけの問題だけかも知れないのですが、シャッターが閉まる際に少しずつこの固定部に力が加わっていって、このネジが少しずつ緩むようで、ある日車庫の床にそのネジが落ちていました。
最初は何のネジか分からなかったのですが、後になってモーター固定用のネジだと判明しました。
このネジを締め直すには一度内歯ギアを外す必要があるのでかなり面倒です。
しかも、このネジが緩んだせいでモーターの固定が弱くなり、シャッターが閉まりきる直前にモータのお尻(ギアと反対側)が少し持ち上がるようになっていました。
この症状に早く気がついたら良かったのですが、実はネジが床に落ちているのを見つける前に、シャッターを締めた直後に直径10mm、長さ20mm程度の重い円筒形の重い金属が目の前に落ちてきました。
「えっ?!何?」空から何でこんな鉄の塊が落ちてきたんだろうと狐に摘まれた気分でしばらく考えていたのですが、この金属の正体がモーターの軸だとようやく理解できした。
毎日シャッターが閉まる度にモーターのお尻が持ち上がってモーターの軸に負荷が加わってしまっていたようで、それが原因でこんな太い軸が折れてしまったようです。
幸い軸が折れたにも関わらずシャッターは未だに動作しているのには驚きです。
たまたまピニオンギアとモーター軸が固定されている部分がまだ残っているのではないかと思います。
なんとか動作しているようなのでこれ以上悪化しないように、モーターの中央からお尻部分までをシャッターのシャフトに針金でグルグル巻きにして持ち上がらないように固定しました。
構造系は素人なので検討違いかも知れませんが、あれだけ重いシャッターを駆動するモーターをあの4本のネジで固定(※モーター先端部もブラケットにハマる形なのでネジだけに負荷が加わるわけではないと思いますが。)するというのはバランスが悪い気がするので、できればモーターのボディ部分も固定する仕組みがあった方がいい気がしました。
ただ開閉を紹介されているYoutubeを見ると我が家のように閉まる瞬間のシャッター音が大きくありません。
シャッターは閉まっているのにまだ閉めようと押し下げています。
我が家のシャッターは少し重く途中で止まってしまうので校正時のリミッター値を高く設定しています。
もしかするとその影響で閉まったタイミングで電流が増えてるのに更に閉めようと想定以上の力がモーターに加わってしまってこのような状態になっているのかも知れません。
我が家だけの問題の可能性が高いのですが、閉まる際に車庫内側でモーター部の動きを確認して大きな負荷が加わっていないか確認してみて下さい。
当時はまだ部品単体で販売されてなかったのですが、今回久しぶりにシステムデザインさんの公式サイトを見に行ったらバラで販売(※生産中止から10年)されていました。
少しだけ割高ですが、一式買い直すより安く補修できると分かって安心しました。
何から何までユーザに親切な会社です。
部品交換をメーカーにお願いしたら、それだけでまた数万円取られちゃいますからね。
自分で設置して、自分でメンテナンスしていれば、何かトラブルがあった際に自分で対応できるのもDIYのメリットです!
●鉄粉
上記のネジを締め直す際にピニオンギア下のブラケットをたまたま見たら、細かい鉄粉がスプーン半分程溜まっていました。
ピニオンギアと内歯ギアが擦れているので、多少出るのはしょうがない気もしなくもないですが、何か組み立て方が悪かったのでしょうか。
それか上記のように想定外の負荷が加わっているせいでしょうか。
最低でも10年持ってくれるといいのですが・・・ギアがんばれ!
●Bluetooth
気のせいかiPhoneアプリの最初の頃は、Bluetoothの飛距離が見通し20m位あった気がするのですが、バージョン2になってからなのか、Bluetoothの感度が悪くなった気がします。
私のiPhoneだけではなく家族の合わせて4台でも同様です。
Androidスマホだとシャッター前までいかないと届かない状況でした。
アプリのバージョンアップでちょっと出力下げたんでしょうか?
シャッター自体5面が金属で覆われているので電波を通しにくいというのはあるのですが。
流石に20mまでは不要なのですが、窓の近くまでいかないと通信できないようなのでもう少し届くようになると楽なので何とか頑張って欲しいところ。
無料のスマホアプリで操作ができたのと、高かったのでギリギリまで迷ったのですが、専用リモコンも1個だけでも買っておいたら良かったかなぁと思いました。
予算に余裕があれば購入しておいた方がいいかも知れません。
◼️おわりに
ということで、久しぶりに長編回となってしまいましたが、車庫にAC100Vが引かれていて、工具類も揃っていて、DIYができて、スマホがあれば、業界初の格安料金で手動シャッターを自動化できるSmartGarageは、庶民の味方!
改めてシステムデザインさんに感謝です。
これで車庫も、車のキー(DIYじゃなくて純正の機能ですが^^;)も、家の鍵も全て自動化できました♪
私のようにシャッター自動化したいけどできないと思って我慢・諦めている方は多いと思います。
SmartGarageは本当に自信を持ってオススメできる商品ですので、勇気を出してぜひ挑戦してスマートライフを手にいれましょう!
※本当に危険なので繰り返しになりますが、バネ付近には近寄らず、触らないようにして下さい。
■電動シャッターリンク集
【価格破壊】手動シャッター電動化をDIYできるKitを発見 車に乗ったままスマホでシャッター操作(本章)
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