あれだけ大きなニュースになって道路交通法も改正されたのに、未だあおり運転をニュースやYouTubeでよく見かけます。
多くの方がドライブレコーダーをつけらるようになってきましたが、元々は事故発生時の証拠用だったと思うんですが、最近はあおり運転の証拠用になってきてますね。
■あおり運転への抑制効果絶大!
最近は単なるドライブレコーダーではなく、ドライブレコーダーが内蔵されたバックミラーモニター(デジタルインナーミラーとも呼ばれます)がトレンドになってきています。
以前乗っていた車のリアウィンドウに濃い目のスモークフィルムを貼っていたのですが、夜になると視界が少し悪かったのでバックミラー替わりとして導入したんですが、これを付けてからピッタリ付けてあおってきた後続車がカメラで撮られているのに気がついて、急にブレーキを踏んで必要以上に距離を空けてくれるようになりました。
その後、私の車の左側を猛スピードで追い越した後、別の車の後尾にピッタリつけてまたあおってました。
しかもそういった経験は1年に1台や2台じゃなくて、「1日に1台」はありました。
これって凄くないですか?
私だけがあおられるわけはないので、私も経験あるとうなずいている経験者は結構いらっしゃるはず。
あおってくる車は大体いつも決まっていて、プリウス・カムリ・LS500・マジェスタ・BOXY・ミラ・アルト・ジェイド。
不思議と黒いボディのトヨタ車が大半です。(※あくまでも私が頻繁に遭遇する車で、いつも決まった通勤時間帯なので遭遇回数も多いので彼らはあおり運転が日常運転です)
自動車メーカーさん、早く全車標準装備にして下さい!(※低価格で!)
トラブルが発生してからの証拠用としてではなく、あおり運転の被害を受ける前の抑制効果としても十分性能を果たしてくれてるので導入して本当に良かったと思っています。
皆さんに強く取り付けをオススメします。
自動車メーカーさんでも採用が少しずつ増えて来ましたが、上位車種専用オプション等で価格もまだまだ高く、5万円とかになると簡単には手を出せないですが、海外製であれば実は1万円弱で入手できちゃいます。
夏場炎天下の青空駐車場で壊れないか心配でしたが、3年程経過しても今のところ壊れていません。
3回程録画できていなかったこともあったのですが、ロックされたファイルが増えすぎたようで、メモリカードを初期化したら解消し、その後は不具合は再発していません。
昔のように安かろう・悪かろうという時代ではなくなりました。
この程度の症状は国内製の安いメーカでもよくあるのでそんなに気にしていません。
録画されていれば一番良いですが、
常時写っていることが後続車に伝わることであおり運転の抑制効果はあるので、それだけでもつける価値があります!
1万円弱で危険を避けられるのであれば安いお守りだと思います。
■メリット
個人的にもう一つ気に入ってるポイントとして、バックミラーモニターを見ても後ろの人と目が合わない点です。
目が合うと自分も相手も何だか気まずくないですか?笑
モニター状態だと自分の顔がミラーに映らないので、どれだけガン見しても目が合う事がありません(笑)
ミラーの前に手をかざしても、顔を覗き込んでも映らないので最初は変な感じがします。
また、家族で運転を交代する際に、座高が異なる場合でもミラーの角度を調整しなくても任意の角度から見れる点も地味に良い点です。
どのメーカでもほぼ同じ機能を持ってるので、価格と口コミを見て決める感じになると思いますが、ここで基本的な機能について説明しておきます。
■主機能
●リアカメラ
分離式のリアカメラですが、別売りオプション設定されている場合もあるので、説明欄をよく確認して購入して下さい。
後述しますが、リアカメラへの配線長は余裕を持った長さにした方が良いです。
私は軽自動車ですが、ギリギリの長さでした。
●メモリカード
メモリは内蔵式ではなく、MicroSDカードがほとんどだと思いますが、同梱されている場合もありますし、別売りされている場合もあるので、オプション内容をよく確認して下さい。
もちろん同梱されていても安い商品の方が良いですね。
余り容量が小さい(1GB等)と上書き回数も増えるので出来れば大きめのサイズをオススメします。
●GPS
GPSは最近は標準品として同梱される商品が増えてきましたが、写真に載っていてもオプションの場合があるかも知れないのでよく確認して下さい。
位置情報まで必要ということは余りないような気がするのですが、時計機能の時間補正にもGPSが使われているので、時間を頻繁に合わせる必要がないのであると便利です。
最近の車には時計が搭載されなくなってるので、ミラー上に表示される時間と日付は、結構便利ですよ。(機種によっては、時計表示を消せる機能もあります)
●フロントカメラ
このタイプはフロントカメラがモニターミラーと一体しているはずですが、カメラ部分を横に伸ばす機能や角度調整機能があると便利です。
●ミラー機能
一応、画面表示をオフにすると多少ミラーっぽくはなりますが、車内の写り込みがあったりしてほぼ使い物になりません。
ミラーとして使うシーンはほぼないので気にしなくてもいいかと思います。
最近は、映り込みを低減する保護シートが同梱されている商品も販売されているので、同梱品を確認してみると良いと思いますが、もし同梱されていなかった場合は、iPad用などをカットして利用すると良いかも知れません。
●基本機能はドライブレコーダーと同等以上
衝撃時の動画自動ロック、再生、消去、フォーマット、時計、言語切替、音(ミュート)、周波数(50/60Hz)切替、内蔵バッテリー(駐車中衝撃自動録画対応)に加え、バック時のライン表示(バック信号接続要)、車線逸脱警告等々、機能盛り沢山で国産のドライブレコーダーと同等以上の性能だと思います。
※メーカー、グレードで多少機能に差はあります。
取説が英語の場合もありますが、操作もミラー上の文字をタッチすれば反応するタッチパネル式なので取説を読まなくても、ある程度感覚で操作できると思います。
●ブラインド スポット デテクション
最近の車の横に近づくとサイドミラー部分のLEDが点灯して、左右後方の死角を検知して警告するブラインドスポットデテクション(BSD)システムがありますが、デジタルインナーミラーでもBSDに対応した機種も出てきています。
リアカメラ画像でのAIによる判断だと思われるので、死角を全て検出できるわけではないかも知れないですが、「安全機能」が「安価」で「簡単」に「後付け」できるのは本当にお得です。
●電源
電源はシガーライター、USB、直結式と大きく分けて3種類かと思います。
配線をスッキリさせたい場合は直結式ですが電気・車関連の知識がないと少し手間が掛かるので、USBかシガーライターが差し込むだけなのでお手軽かと思います。
基本的にほとんどの商品が簡単につけられる方式なので悩むことはないと思いますが、念の為電源方式は確認しておいて下さい。
駐車中にイタズラされる被害もよくニュースで流れてますが、衝撃があれば内蔵バッテリーで一定時間録画動作する機能を持つ機種もあるので、防犯用としても活躍しそうです。
■取り付け
●自分で取り付け、出来なければ持ち込み
見た目を気にしないのであれば、配線を剥き出し状態でも設置は可能なのでDIY(Do It Yourself:自分で取り付けること。日曜大工の延長みたいな事ですね)の敷居はそんなに高くないです。
私は車をイジるのが嫌いではないのと、お店(オートバックスやイエローハットetc)に頼むと¥5,000〜10,000円程取られそう(※商品購入に店舗に確認して下さい)なので自分でできそうなことならやっちゃいます。
元々車自体がそんなに興味はなかったのと、ましてやイジるなんてとんでもなかったのですが田舎だと車がないと生活できないので車を購入し、身の回りに詳しい人がいて色々話を聞いてるうちに車にも興味が湧いてきて、備品を取り付けて貰ってるの見てたら意外と簡単そうだったので真似してやってみたら下手ですが何とか出来るようになりました。
Yotubeでも詳しく取り付け手順を説明されているので、見ながら参考にすればそんなに難しい作業はないです。
動画なので商品の取説見てやるより分かり易いです。
ドライバー1本あれば特殊な道具がなくても取り付け可能ですが、リアハッチの蛇腹を通す場合は、針金(クリーニングで貰えた針金ハンガーや、100均の手で曲がられる少し柔らかい針金の2種類を適宜使い分け)とペンチとビニールテープがあれば十分かと思います。
私は内張剥がしの道具は持ってないのですが、手で思い切って剥がせば簡単に外れます。(※運が悪くて割れたりする場合もあるかも知れないので、心配な方は専用工具を使うかお店で取り付けして貰って下さい。)
コツは「思い切ってやる」だけです。(笑)
ただ今回、以外と苦労したことが2点ありました。
●苦戦ポイント1
1点目はリアハッチの蛇腹の中への通線(中上級レベル)でした。
前の車の時は大変そうなので省略して剥き出しの配線にしてましたが、今回はYotubeを見て試しにやってみたんですが、蛇腹がL字に曲がっている部分に針金を通すのと、通った後に太いコネクタを通すのに苦労しました。
蛇腹内部は他の配線でパンパンですし、無理やり通そうとすると蛇腹を破ってしまう恐れもあり、雨の際に水が侵入して電気系統に影響する可能性があるので、無理にやらない方がいいと思います。
心配な方はリアドアの内張にはわせるだけでいいです。(前の車ではそうしてました)
●苦戦ポイント2
2点目は、一番簡単なはずのフロントAピラーの内張りを剥がしたところから運転席下への通線です。
軽自動車のせいなのかピラー下の隙間が狭く、大きなコネクタを通すのに意外と苦労しました。
何度通しても柔らかい線を通すとどこかで引っ掛かってしまって下まで下ろせず。
こういう場合は、細くて長い針金を先に通しておいて、針金の端にコネクタをマスキングテープ等で固定して反対側から引っ張ると楽に通せます。
隙間を通すのが面倒な場合は、運転席の端に添わせて部分的にフックで固定しつつ、足元まで引っ張ってもOKです。
注意点としては、足やブレーキ・アクセル等の可動部品にに引っ掛かからないようにちゃんと固定(ハンドル下付近にある他の動かない部分に結束バンド)すること。
運転席足元は万が一のことがあると不安な場合は、助手席側の方が簡単です。
■注意点
●リアカメラまでの配線長
バックカメラへのケーブルの長さを測定していなかったのでわからないのですが、以前乗っていたワンボックス車でも問題なく取り付けできていたので今回の軽自動車であれば余裕だと思っていたのですが、いざ配線してみるとギリギリでパッツンパッツンでした。
要因としては、
①軽自動車のバックミラーが意外と手前についていたせいで、バックカメラまでの配線を天井裏に通すのに少し遠まわりした
②軽ハイトワゴンなので天井から床までの長さが長かった
③リアハッチの蛇腹を通したのは今回初めてで、前回の内張りに這わせていた場合より遠回りだった
といった、3点があったかと思います。
ケーブルはイヤホンのジャック形状のようなコネクタだったのですが、手持ちの市販のイヤホン延長ケーブルのコネクタ形状とは一致するものがありませんでした。
私の場合、最初設置したら長さが足らなかったので、内張りの形状に合わせて階段状に配線していた部分をショートカットして真っ直ぐ配線し直して何とか距離を稼ぎました。
●内張り剥がし
Aピラー部分にサイドエアーバックが内蔵されている場合は注意が必要です。
衝撃に反応するので、内張表面に「AirBag」と刻印がある内張は触らない方が良いです。(※下記は一例で、車種によって配置されている場所が異なる場合がありますので、詳しくは自動車付属の説明書を確認して下さい)
(運転マニュアルより)
●ワンボックスカーの場合、リアウィンドウが垂直になっていますが、リアカメラを窓の内側に取り付ける際に工夫が必要になります。
標準で角度をつけられる構造になっていますが、垂直面に取り付ける配慮はされていないので、ネジを外せる構造であれば逆向きにすると取り付けできるかも知れませんが、下記のようなL字ステイに両面テープを貼って固定すれば簡単に解決可能です。
■カメラ外付け不要
昔まではナンバープレートの近くにカメラを配置する事が多かったですが、カメラの防水性能も必要ですし、外に配線通すのは結構大掛かりで、社内に水が入らないようにも注意が必要なので、素人にはハードルが高かったのですが、最近のカメラはリアウィンドウの内側に貼っても十分使えます!
元々のプライバシーガラスの上にスモークフィルムを貼ってあっても赤外線対応カメラなので、暗闇でも思いの外クリアに見えます。
※2台購入していずれも赤外線対応でしたが、もしかすると対応していない可能性もあるかも知れないので仕様は良く確認して下さい。
リアカメラに「赤外線」の記載があれば大丈夫です。
参考ですが、夜道に後ろから加速して煽ってきた車が右側の写真で、この直後数十m距離が空けてました。
左の写真はあおりからの制限速度オーバーで反対車線にはみ出しての追い越しです。
まだたくさんあるので後で整理してUPしておきます。
広角カメラの性能アップにより、カメラを動かさなくても、モニター側でタッチするだけで上下に画像を切り替えする事も出来るので、バックの際にも便利。
窓の内側にカメラを設置した場合、雨の日にリアウィンドウに水滴が付くとボヤけるのでワイパーはたまにつけてあげる必要がありますが、外付け場合はワイパーでも水滴取れないので逆に便利ではないかと思います。
内側にカメラを設置できるようになったことで、自分で設置する敷居が大きく下がったと思います。
■危険運転の証拠
半年程前の通勤時に急な割り込みをされて危なく追突しそうになることがありました。
頭に血が昇りましたが、ここであおり運転をしたら相手と同レベル。
深呼吸をしてロックボタンを押して上書きされないように保存し、帰宅時に最寄りの警察に行って、保存されたメモリカードを渡しました。
簡単な事情聴取の後、しばらく待たされて戻ってきた警官に
「画像が鮮明ではなく、ナンバープレートが確実に読み取れないので受付できないですね。」
えっ!嘘でしょ〜!?
確かに少しぼやけてはいますが、読み取りできなくはないです。
これだけの証拠出しても受け付けてくれないって、あんな運転する人は常にそういう運転をしてるから、大きな事故を起こして怪我人が出る前に注意を促さないと駄目なんじゃないですかね。
さすがにTVで連日報道されていた高速道路での蛇行運転や停止や暴力があれば間違いなく警察も動いてくれたと思いますが、それと比べると今回受けた行為は大したことないと思われたのかも知れません。
こちらだけが時間を無駄にした気分です。
TV局のニュース番組に投稿した方がマシかも知れませんね。
後で確認したらドライブレコーダーの画像精度が「中」になってましたが、「高」にしてあってちゃんと番号が読み取れていたらちゃんと検挙してくれたのでしょうかね。
次またやられたら再度持ち込みしてどうなるか検証してみたいと思います。
だからと言って、役に立たないとは思わないで下さい。
抑制効果としても十分効力はありますから!
■デメリット
こんなに便利な商品なのですが、3点だけデメリットがあります。
1.リアカメラが広角レンズのため、通常のバックミラーより広い範囲を確認できるので便利なのですが、その分バックミラーで見るイメージより後ろの車が小さく見えてしまいます。
その為、自分は距離が十分空いていると思って車線変更しようとサイドミラーや目視で斜め後ろを確認すると、思っているより近い位置にいるのでハッとします。
距離感を掴むまでに慣れが必要です。
2.フロントカメラには補正機能がついていますが、リアカメラには補正機能がついておらず、遠くにいる車がハイビームにしていないのに、ハイビームにしているかのように明るく見えて、少し眩しく感じることがたまにあります。
サイドミラーで見ると全然問題ないので、後続車のライトの光軸が少し上向きになっているのではないかと予測しています。(後続車の検査不備)
3. 前の車の時に地デジTVへの影響が少しだけあって、フルセグがワンセグになってしまいました。
確認しながら配線の引き回しを変えたら問題なかったのかも知れません。
と言うのも車を乗り換えた際にミラーを移設したのですが、今回は問題なくフルセグが表示されているので配線による回避できるということです。
■おまけ
ドライブレコーダーではないでのすが、以前自分でネットで安くバッテリーを購入してオートバックスに持ち込んで、取り付けだけやって貰ったことがありますが、数年前で確か1,000円位だったかと思います。
オートバックスなどの店頭で販売されているバッテリーって滅茶苦茶高く、ディーラーの価格はもっと高くて、おまかせでやって貰うと請求額に驚かされます。
ネット通販だと全く同じ商品なのにほぼ半額なんて事もあります。
自宅に届いたら、ネットで取り付け予約(オートバックなど)して、バッテリーを車に乗せて店頭で取り付け代金を支払うだけなので簡単です。
以前は自分で交換してたんですが、最近の車はバックアップ電源なしでバッテリーを交換してしまうと防犯機能等でトラブルになる場合があるようなので、自分ではやらなくなりました。
専用のバックアップ電源も売ってますが頻繁にバッテリー交換しないですし、1000円程度でやって貰えるならお得だと思います。
■まとめ
昔は、海外製は安かろう悪かろうの品質でしたが、最近は安くても良い品質の物も増えてきていると思います。(全部とは言いませんが)
心配な方は国内製を購入した方が良いと思いますが、1万円で数年使って壊れたら新しい機能が追加になった新機種を購入するのもいいかと思います。
ご紹介してきたようにこの商品を取り付けるメリットは十分あります。お値段以上のバックミラーモニター是非お試し下さい。
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